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44年5月16日パナマ共和国生まれ。幼少時に家族と共にニューヨークへ移住したビリー・コブハムは、その後すぐドラムを始めた。ニューヨークのHigh School of Musicで学んだ後、入隊。軍隊ではバンドで演奏し、音楽性を熟練させていった。
60年代後半はホレス・シルヴァー(p)と共にニューヨーク・ジャズ6重楽団で演奏し、69年にはジャズロック・バンド、ドリームスを結成。ジャズ・ロックの人気が高まるにつれ、マイルス・デイヴィスとの共演を筆頭に数々のレコーディングにも着手した。また、70年には今や伝説と化したジャズロック・バンド、マハヴィシュヌ・オーケストラをジョン・マクラフリン(g)と結成——マクラフリンのカリスマ的ギター・プレイとコブハムの非凡な才能が融合し、アルバム『火の鳥/BIRDS OF FIRE』は大ヒットを記録。84年にはマクラフリンと再びマハヴィシュヌ・オーケストラの新ヴァージョンも結成している。
以降、コブハムは世界的ミュージシャンとなり、自らのバンドを結成。続く数年間はフュージョン・バンド界のリーダー的存在に——。あまたいるジャズ・ドラマーの中でも、技術的センスがずば抜けており、その手数の多さは大げさでもなんでもなく驚愕モノだ。また右手でスネア、左手でハイハットを叩くという個性的なスタイル(一般的な手をクロスさせる叩き方をしない)から繰り出される縦横無尽なリズムと華々しいテクニックは、あらゆる世代のドラマーに受け継がれていくだろう。

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