> Bill Monroe

Bill Monroe

(ビル・モンロー)

伝説的なバンドのリーダーや、シンガー・ソングライター、さらには革新的な演奏者として、ビル・モンローが現在のカントリー音楽の発展に与えた影響の大きさは計り知れない。それは、マディ・ウォーターズとロックの関係に匹敵するといえるだろう。ギター、アコースティック・ベース、フィドル、マンドリン、バンジョーで構成されるブルーグラス。このスタイルを最初に定着させたのも、このモンローである。36年にレコーディング活動を開始した彼は、バンド・リーダーとして、革新的な演奏者を求めつづけた。バンドはマンドリンの速弾きで有名な彼を中心に、まるでジャズ・コンボのような演奏スタイルを確立していったのだ。それはヴァースとコーラスの間ですべてのメンバーがたっぷりとソロを弾くというものである。バンジョーの名手アール・スクラッグスと、ギター奏者でもあるレスター・フラットの感傷的なヴォーカル(最もよく知られているラインナップ)にも助けられ、モンローは40年代から50年代にかけて「フット・プリンツ・イン・ザ・スノウ」や「ブルー・ムーン・オブ・ケンタッキー」など多くのヒット曲を残した。後者は54年にエルヴィス・プレスリーがサン・レコードで録音した曲でもある。こういった作品で聴かれるビル・モンローのタイトでハードにドライヴするサウンドは、ロカビリーの誕生に(さらにはホンキー・トンク・ミュージックにも)直接的な影響を与えた。そして、96年に亡くなる直前までレコーディングを続けたモンローの功績や栄誉を称えて、多くのトリビュート・アルバムが制作されている。

制作協力:
OKMusic

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