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Be Bop Deluxe

(ビー・バップ・デラックス)

70年代末期にイギリスで勃発したニュー・ウェイヴ・サウンド(特にヒネクれたポップさ加減)を一歩先んじて実践していた「早過ぎた」バンドである。
後に、YMO解散後の高橋幸宏がアルバムにツアーに大重宝することになるギタリスト、ビル・ネルソンを軸に74年にデビュー。モダーンなサウンド・デザイン、知的に屈折した楽曲構造、ネルソンのクールにしてニヒリスティックなヴォーカル等々、ハード・ロックからパンクに移行する「英ロック空白の時代」を埋める存在として活躍を期待された。緻密なアレンジ/アンサンブルをライヴでもパーフェクトに聴かせる演奏力も特筆ものだったが、それでもネルソンがバンド・メンバーの力量不足に悩まされる場面も多々あり、活動も順調な場面ばかりではなかったことが悔やまれる。
ニュー・ウェイヴ華やかなりし日々を待たずに、78年に解散。ネルソンはその後、ソロ活動を開始する傍ら、前述の高橋だけでなくデヴィッド・シルヴィアンらのツアーにも参加。現在もポップ・アルバムと実験音楽の両フィールドで活躍中である。 (小池清彦)

制作協力:
OKMusic

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