坂田明の記事一覧

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独自のスタンスを貫くジャズ・サキソフォニスト。音楽活動以外でも、飄々とした人柄にユーモラスな語り口は各方面から引っ張りダコで、TV/ラジオなどのメディアにもしばしば出演。さらにはエッセイスト、ミジンコ研究家(笑)としても有名な、無尽蔵のタレントの持ち主である。
坂田のキャリアは69年にグループ、細胞分裂から始まる。以来フリー・ジャズの世界に身を投じ、70年代に山下洋輔トリオに参加。ここでのプレイが注目を浴び、広く名前を知られるようになった。そして80年代に入ると、2ドラム/2ベースという斬新な編成の自己のトリオを結成するとともに、Wha-ha-ha、坂田明&his DA-DA-DA ORCHESTRAといった別プロジェクトも立ち上げ、いつ睡眠をとるのかと訝しがられるほどに精力的な動きをみせた。一方で海外のジャズ・フェスティヴァルにも積極的に参加し、そこで知り合ったビル・ラズウェルとは意気投合して録音も行う。まさに世界を股にかけての大活躍。
やがて90年代に突入すると、坂田の音楽的視点はよりグローバルに開かれたものとなり、小室等(フォーク・シンガー)、林英哲(和太鼓)、伊藤多喜雄(民謡)といった畑違いのアーティストたちと積極的に共演。現在も、坂田明"3"miiやケストラダマシなどのグループでジャンルにとらわれない多彩な活動を展開している。

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