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グールー(ギャング・スター)率いるヒップホップ集団、ギャング・スター・ファウンデーションの一員でもあり、96年にそのギャングスターの全面バック・アップのもとアルバム『カレッジ』でソロ・デビューしたフィメール・ラッパー=バハマディア。彼女の楽曲にキャッチーな要素は皆無である。その(クイーン・ラティファらにも通じる)ソリッドさがバハマディアの魅力に違いない。
まずはサウンド面。浮遊感漂うメロウなもの、ジャズ・テイスト溢れるゆったりしたムードのものなど、クールでレイドバックな感触のヒップホップ・トラックを展開。前述のアルバム『カレッジ』に参加しているメンツはギャング・スターのグールーやDJプレミアを始め、同郷フィラデルフィアのザ・ルーツなどの面々である。そしてラップ面。つぶやくような語り口の淡々としたフロウは、どこか知的であり、さらにストイックな雰囲気も漂っている。こうしたサウンドやラップから滲み出る“渋み”(女性版ダンディズムとでも言おうか)が好評となり、TEI TOWA/テック9/スウィートバック/ロニ・サイズ/ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ/モチーバといったヒップホップ・フィールド以外のアーティストからも、ゲストとしてお呼びがかかるようになっていく。
00年にはミニ・アルバム『BBクイーン』を発表。落ち着いたスタイルは前作と同様だが、収録曲のひとつ「ぺップ・トーク」ではドラムンベースを巧みに取り入れるなど、実験的アプローチも忘れない。

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