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どんなに歳を重ねても「永遠の少年」と呼ばれ、「ネオアコの王子様」という枕詞も欠かせないロディ・フレイムの実質的ソロ・ユニット、アズテック・カメラ。
80年に結成され、グラスゴーの伝説的レーベル<ポストカード>からシングル2枚を発表。その後、83年に超歴史的名盤『ハイ・ランド,ハイ・レイン』をリリースする。ラテン/ジャズ/ソウルなどのスタイルを吸収しながら、ピュアネス満載のメロディと眩いばかりの爽快ギター・サウンドで繰り広げられる、弱冠19歳にして産み落とした珠玉のソングスは、「色褪せることない青春」として熱狂的な支持を受けている。また日本でも、フリッパーズ・ギターが彼らのアルバム・タイトルを歌詞に拝借し、アズテック・フォロワー的なサウンドを展開——リスナーのみならずミュージシャンからの支持も厚い(ちなみに“ネオアコ”なる言葉は造語で日本でしか通じない)。
以降も、数々の名曲を世に送り出すが、95年にアズテック・カメラ名義では最後となる『フレストーニア』を発表し、フレイムはソロに転向する。
——都会の喧騒に疲れた身体を癒すもよし、忘れてしまった少年の心を呼び戻すもよし。新たな若いファンを生み出すばかりでなく、20代後半以上の(当時)ギター・ポップ少年/少女の“一服の清涼剤”的バンドである。

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