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Arnett Cobb

(アーネット・コブ)

テクニックやハーモニー感覚を置き去りにして、ひたすら絶叫を繰り返すテキサス・テナー軍団。その最高峰がアーネット・コブだ。ガマ蛙のような面構えと、一度聴いたら忘れられない強烈な音で、演奏会場を興奮の坩堝に陥らせる。
42年、ライオネル・ハンプトン楽団に加入した彼は、気合/根性の漲ったブルース・フィーリングと、喉で唸りながら音を出すグロウ・トーンで、瞬く間にスター・プレイヤーとなった。47年に退団した後、R&B的要素の強い自己の楽団を結成。トランペット+トロンボーン+テナー・サックス+リズム隊という小編成だが、サウンドはフル・バンドにも負けなかった。その後、病気や事故で断続的な活動を余儀なくされるが、そのワイルドなテナーぶりは不変。時代がバップ〜モード〜フリー〜フュージョンと移り変わる中、進歩する技術の代わりに削ぎ落とされてしまった“黒人フィーリング”を、一身に背負うかのようにプレイし続けたのだ。テナーという楽器の在り方を再確認させてくれるゾ。

制作協力:
OKMusic

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