Andrew Lloyd Webberの記事一覧

(0件)

48年3月22日、イギリス・ロンドン生まれ。世界的なヒットを次々と飛ばしているミュージカル作曲家、アンドリュー・ロイド・ウェバー卿は、オックスフォード大学のマグダレン・カレッジ在学中、当時法学部の学生であった作詞家ティム・ライスと出会い、ミュージカル音楽『The Likes Of Us』を完成させた。これが、彼らの初のコラボレーション作品となり、以降も多くの作品を生み出すこととなる。リゲティやペンデレツキらの前衛的現代音楽に傾倒していたロイドだが、初期の作品にはポップ音楽的要素がふんだんに散りばめられており、また華麗かつ重厚な、ジャンルを超えた楽曲のセンスは当時より確立されていた。
71年、再びライスと組んだ『ジーザス・クライスト=スーパースター』が大成功を収め、その人気は不動のものとなる。『エヴィータ』では、ジュリー・コヴィントンの歌う「Don't Cry For Me Argentina」、デヴィッド・エセックスによる「Oh! What A Circus」がヒットを記録。81年に開幕した『キャッツ』からは、エリアーヌ・ピアージの歌う「メモリー」(作詞:T・S・エリオット)が、UKトップ10ヒットとなる。この曲はバーバラ・ストライザンドによるヴァージョンも有名。サラ・ブライトマン(彼の2番目の妻、のち離婚)とスティーヴ・ハーレー(のちにクリフ・リチャード)のデュエット曲、「All I Ask Of You」「The Phantom Of The Opera」は彼の代表作とも言えるミュージカル『オペラ座の怪人』より生まれた大ヒット曲だ。そして、『アスペクツ・オブ・ラブ』より、マイケル・ボールの歌う「Love Changes Everything」がUKトップ・チャートの2位を記録。
また彼はミュージカル以外においても活躍しており、『gumshoe』(72年)、『The Odessa File』(74年)で映画音楽を手掛ける。92年には、ホセ・カレーラスとサラ・ブライトマンが共演したバルセロナ・オリンピック公式テーマソング「Friends For Life(Amigos Para Siempre)」(作詞:ドン・ブラック)を作曲した。今までに、トニー賞6回、グラミー賞3回受賞。97年には、映画『エヴィータ』でゴールデン・グローブ賞と、アカデミー賞のベスト・オリジナル・ソング賞に輝いている。

「Andrew Lloyd Webber」の記事は現在ありません。