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70年代のウエストコースト・ミュージック・シーンを語るならば、このアンドリュー・ゴールドを避けて通れないだろう。
彼が注目を集めたのはリンダ・ロンシュタットのアルバムにおいてである。『悪いあなた』(74年)、『哀しみのプリズナー』(75年)、『風にさらわれた恋』(76年)といった作品で、ギター/ベース/ドラム/キーボード……を手がけ、マルチ・ミュージシャンぶりを発揮。ロンシュタット作品の中核を成し遂げ、高い評価を得たのだ。
75年、自らの名を冠したアルバムでデビュー。その2年後に発表した『自画像』によって、ゴールドは1人のソロ・ミュージシャンとして確固たる地位を築いたといえる。ケニー・エドワーズ/ラス・カンケル/ダニー・コーチマーといった豪華な布陣を従え制作された、「ロンリー・ボーイ」は全米5位をマーク。幼少期にビートルズから多大な影響を受け、音楽活動を志したゴールドのサウンドは、マージィな香りや60'sフレイヴァーがベースとなり、ほろ苦く甘酸っぱいメロディ・ラインがたまらないのだ。
その後、リタ・クーリッジやニコレット・ラーソンをプロデュースし、自らも10ccのグラハム・グールドマンとWAXを結成したのは周知の通りである。

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