諏訪内晶子の記事一覧

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1990年『チャイコフスキー国際コンクール』において、18歳の若さで、しかも日本人初の優勝という快挙を成し遂げ、音楽界を超えた大センセーションを巻き起こした諏訪内。だが、新たな才能の登場に沸き返る聴衆、殺到するオファーの中にも決して自分を見失うことなく「まだ学ぶべき時」「演奏家として生きる自分を見つめ直したい」と演奏活動を休止した。91年からコロンビア大学、ジュリアード音楽院で学び、同音楽院修士課程を修了、また、ベルリン芸術大学でも学ぶ。95年10月のアンドレ・プレヴィン/NHK交響楽団との共演で日本での活動を再開、ひとまわり大きくなった表現で成長振りを見せつけ大成功をおさめた。
その後は小澤征爾、セミヨン・ビシュコフ、レナード・スラトキン、ユーリ・テミルカーノフ、ボストン交響楽団、パリ管弦楽団、ニューヨーク・フィルといった、世界の一流指揮者、オーケストラと次々に共演を行っている。
その知的でしなやかな表現において、今や世界の若手を代表するヴァイオリニストとしての地位を確立。強い意志のもと、演奏も日常生活も、日本人の枠にとらわれないスタイルを貫いている。

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