小沢健二、1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』再発盤リリース 同日にニューシングルも発売決定

小沢健二、1stアルバム再発盤リリース

 小沢健二が1993年にリリースした1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』が、12月22日に再発盤としてリリースされることが決定した。また、最新楽曲「運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)」をフィーチャーしたニューシングル『飛行する君と僕のために/運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)』も同日に同時発売される。

 『犬は吠えるがキャラバンは進む』は、現在配信中のNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』(主演・森山未來、出演・伊藤沙莉、萩原聖人、大島優子ほか。原作・燃え殻)の劇中で収録曲全8曲のうち7曲が使用されており、ストーリーの中で重要な役割を果たしている。

 本作は1997年に『dogs』と改題され、デザイナー 平野敬子が手掛けた新ジャケットで再リリースされたが、ジャケットで使用されている特殊なカラープラスチック板が2000年代に生産中止となったため生産されなくなった。また、本作は現在配信などもされていない。

 今回リリースされる再発盤は、オリジナルの『犬は吠えるがキャラバンは進む』の全曲を1/2インチアナログマスターテープから原音に忠実にリマスタリングし、小沢自身が特殊パッケージをデザインした限定盤。デザインには1993年の録音時に使用された全曲の手書き歌詞カードが用いられている。小沢は「このCDは、録音時に僕がスタジオで聴いていた音に最も近い音です。音を近く感じると思います。デザインは、録音当時の自分の気持ちに迫るように、と思っています」とコメントしている。

 さらに、この再発盤には「天使たちのシーン」のライブ音源を収録したCDが付属する。これは1995年5月9日に行われた日本武道館公演のもので、演奏自体は当時VHSとLDで発売された映像作品『VILLAGE “the video”』に収録されたものと同じだが、今回リリースされる音源は48チャンネルのアナログテープで録音されたものを1995年にミックスダウンした、未発表の秘蔵音源。26年前の小沢とバンドメンバーが大編成のストリングスと奏でる演奏を高音質でくっきりと聴くことができる。

 ニューシングルは、この同時リリースのために書き下ろし、新録音された「運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)」。収録上の1曲目は、小沢がステージでは2016年から演奏しておりファンの間で人気の高い「飛行する君と僕のために」のスタジオ音源となっている。

 「運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)」は、バンド編成での小沢の録音リリースとしては2019年11月のアルバム『So kakkoii 宇宙』以来2年1カ月ぶり。歌詞が女性の視点から描かれており、幾度もの転調が織り込まれた軽やかな曲調とともに、小沢にとっての新機軸と言える仕上がりになっている。こちらもCDパッケージは小沢自身のデザインによる特殊仕様で、守本勝英が撮影した小沢のポートレートをリソグラフで加工した美しいアートワークが添えられている。

 今回リリースされる再発盤アルバム、そしてニューシングルはともにパッケージ・CD盤面も含めたアートワークをすべて小沢自身が新たにデザインする特殊仕様となっている。

■リリース情報
小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』(2枚組)
2021年12月22日(水)発売
6,050円(税込) / 5,500円(税抜)
TYCT-69220/1

【完全生産限定盤】
本人デザインの特殊装丁
全曲をオリジナルマスターテープから原音に忠実にリマスター

◼︎TYCT-69220
アルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』
1.昨日と今日
2.天気読み
3.暗闇から手を伸ばせ
4.地上の夜
5.向日葵はゆれるまま
6.カウボーイ疾走 
7.天使たちのシーン
8.ローラースケート・パーク

◼︎TYCT-69221
1.天使たちのシーン(Live 1995)

小沢健二『飛行する君と僕のために/運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)』
2021年12月22日(水)発売    
2,090円(税込) / 1,900円(税抜)
TYCT-39167

【完全生産限定盤】 
本人デザインの特殊装丁
リソグラフカード・ジャケット

1.飛行する君と僕のために
2.運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)
3.飛行する君と僕のために Instrumental
4.運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ) Instrumental

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