Snow Man、ジャニーズ異例の施策で“スノハロ旋風”巻き起こす 世界トレンド1位記録した「HELLO HELLO」の魅力

Snow Manが巻き起こす“スノハロ旋風”

 Snow Manの4thシングル表題曲「HELLO HELLO」が、YouTubeやTikTok、Twitterで高い注目を集めている。メンバーのラウール主演映画『ハニーレモンソーダ』の主題歌である同曲は、6月9日に公式YouTubeチャンネルでMVが公開されるとYouTube急上昇ランキング1位に浮上し、6月28日現在で900万回再生突破、2万4000件以上のコメントが寄せられている。また、Snow Manにとって「初」の「恋」愛ポップソングという意味が込められたキャッチフレーズ「#SnowManの初恋だよ」は、MV公開時にTwitterで世界トレンド1位を記録。そのほか「#スノハロ」、「#スノキュン」、「#恋を鳴り響かせろ」、「#スノハロダンス」と様々なハッシュタグが誕生し、大きな盛り上がりを見せている。

Snow Man「HELLO HELLO」Music Video YouTube Ver.

 そして6月16日には、同曲のDance Practice動画も公開。こちらも同じくYouTube急上昇ランキングに登場し、1週間で490万回再生を記録。Twitter公式アカウントでの振付動画など、ダンスにフィーチャーしたコンテンツも多数展開する中、TikTokでは「#スノハロ」関連動画の再生数が400万回を超え、「サビを踊ってみた動画」も多々アップされるなど、“スノハロ旋風”が巻き起こっている。

Snow Man「HELLO HELLO」Dance Practice

 これだけのバスりを見せている理由は、大きく3つ挙げられる。まず、「真似しやすいダンス」であることが大きいが、それを広めるSNSを使った積極的なアプローチにもあわせて注目したい。

 過去、ジャニーズ所属グループがTwitterアカウントを開設することはあっても、Snow Manのようにサビの振付をメンバーが踊るダンス映像など、Twitter上でオリジナルコンテンツを展開するのは異例のこと。この意欲的なアプローチがバズに一役買っているのは間違いないだろう。また、これまでのSnow Manの楽曲の振付は“ガシガシ踊る系”が多く、真似しようにもなかなか難しかった。しかし、今回は手の振りがメインになるため、「ダンスが苦手」というファンもSNSにダンス動画を投稿しやすい。この真似しやすい手の振りも、ファンにとってはとてもありがたい。というのも、ファンはライブなどでアーティストとともに一緒に踊って楽しむが、スペースの問題もあって足は動かせない場合がほとんど。そうなると、手の振りだけで完結するダンスはファンにとっても真似したくなる理由の一つになるのだ。

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