香取慎吾と成長したかつての子役たち 神木隆之介、八木優希らとの再共演から伝わる尊敬し合う関係性

「隆之介とCMで共演できて とっても嬉しかった 初めて共演した時 彼は7歳だった 僕はママだった」

 香取慎吾が6月12日にInstagramにて、俳優の神木隆之介との2ショット写真を公開した。今回『ロト7』の新CMで再共演を果たした2人。初めて会ったのは、2001年のスペシャルドラマ『慎吾ママドラマスペシャル おっはーは世界を救う』(フジテレビ系)で、当時の年齢は神木が7歳、香取は24歳だった。

 さらに、香取はTwitterにて神木の成長ぶりを感じたエピソードを披露。香取が神木の出演している映画『るろうに剣心』を完結した際にイッキ見したいと話したところ、後日映画のDVDボックスが送られてきたというのだ。

「ありがとう #神木隆之介  素敵な男だ」

 7歳の子役から、素敵な俳優へ。かつての愛らしさを懐かしみつつ、確かな歩みを進めてきた神木をまっすぐにリスペクトしているからこそ出てくる言葉たち。「おっはー」から始まる文がまた、“慎吾ママから見た神木”という視線が感じられて心が温まるではないか。

 振り返れば香取は、神木の他にもこれまで出演してきた多くの作品で、若き名優たちと共演を果たしてきた。2002年にはドラマ『人にやさしく』(フジテレビ系)で須賀健太と、2004年には映画『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』で知念侑李(Hey! Say! JUMP)と、2008年にはドラマ『薔薇のない花屋』(フジテレビ系)で八木優希と、2013年にはドラマ『幽かな彼女』(フジテレビ系)で山本舞香と……。

 香取と子役たちのエピドソードといえば、かつて『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』のメイキングを思い出す。慣れない収録に奮闘しながら、なんとか撮影を終えた知念。こらえていたものが溢れて涙を流すと、香取はそっと抱き抱えて、こんなことを声掛けしていた。

 「お芝居はまたしたい? やってみて面白かった? お芝居してみたい? 歌も歌いたい? 踊りも踊りたい? 大変な日々がこれから待ってるよ。それでもやりたい?」その問いかけすべてにうなずいた知念に「カッコいい……頑張って、突き進め!」と。

 きっと他の撮影現場でも、香取はこんなふうにこれからのエンターテイナーたちと向き合ってきたのだろう。大人たちに囲まれながら、期待に応えるべく奮闘する日々。それは、11歳でSMAPとしてデビューした香取も経験した風景だったはずだ。見るもの、聞くもの、接する人、全てが成長の糧になる少年少女たちにとって、その姿は作品で描かれた役柄以上に、「ママ」であり「父親」であり「教師」であり「ヒーロー」だったに違いない。

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