THE RAMPAGE 山本彰吾は“ブレーン”的存在 グループの快進撃に貢献する一方でファンを翻弄する小悪魔な一面も?

THE RAMPAGE山本彰吾は“ブレーン”的存在

 今やJr.EXILE世代を牽引する16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。ワイルドなビジュアルやアグレッシブな楽曲、大人数で繰り広げるダイナミックなパフォーマンスが印象的な彼らだが、1人1人のキャラクターやメンバー同士の関係性を探ってみると、そこには意外な魅力が溢れている。そんな彼らの魅力を伝える、THE RAMPAGEメンバー分析。第14回目は、パフォーマーの山本彰吾について紹介していく。

山本彰吾

 山本彰吾は、1995年10月6日生まれで岡山県出身。後に“岡山のテクニカル桃太郎”とキャッチフレーズがつく彼がダンスに興味を持ったのは、10歳の時。テレビでEXILEの「Choo Choo TRAIN」のMVを観たのがきっかけだったという。しかし、ダンスの基礎だけ習うと、後は独学でスキルを磨き上げ、地元・倉敷でストリートダンサーとして活動。高校時代には飲食店でバイトをしつつ、「ダンススクールでキッズレッスンも受け持っていた」(引用:アルキタ)そうで、2011年、16歳の時にはシャリースの一般公募のバックダンサーに選ばれて、イベントやMVに出演した経験もある。そして、2014年3月に母親の勧めで「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」に挑戦。そこでは惜しくも落選したが、THE RAMPAGEの候補生に選出され、武者修行を経て正式メンバーに。THE RAMPAGEには、同じく“しょうご”という名前の岩谷翔吾がいるが、山本はオーディション時に世界(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)が命名したニックネーム“やましょー”(正式表記は不明)と呼ばれている。

 得意なダンスジャンルは、ヒップホップ。とくにフリースタイルやニュースクールを得意としており、メンバーの長谷川慎は山本のダンスについて「クランプ、ポップ、R&B、何をオーダーされてもできるのは才能だと思います」(引用:THE RAMPAGEが『HARD HIT』で示す、グループの成長と個性「ここが一つの勝負という感覚」)と称賛。16人の中では小柄で可愛らしいイメージの山本だが、体幹を活かしたキレのあるダンスと自信に満ち溢れた立ち振る舞いで、大所帯グループでも一際目を惹く存在となっている。EXILE TRIBE随一の色白美肌と、意外と逞しい胸筋のギャップは、THE RAMPAGEの冠番組『てっぺんとるぞ THE RAMPAGE』(GYAO!オリジナル)の第4回でぜひチェックしていただきたい。

 また、コレオグラファーとしての才能もあり、4thシングル『100degrees』のカップリングでファンからの人気も高い「Can't Say Goodbye」や、最後の一本締めがポイントの8thシングルタイトル曲「WELCOME 2 PARADISE」、アルバム『THE RIOT』のリード曲「Move the World」(与那嶺瑠唯、後藤拓磨、藤原樹との共作)、2ndシングル『FRONTIERS』に収録されているダンストラック「13 SAVAGE Introduced by AK-69」(鈴木昂秀との共作)など、さまざまな楽曲の振付を担当。たとえば「WELCOME 2 PARADISE」は、ファンも一緒になって踊れるダンスを目指しつつ、当時海外のダンサー達の間で流行っていた「サークルを作って、1人が1つの動きをやったら、他のみんなも同じ動きをする」(引用:『OUT of MUSIC vol.63』)という遊びを盛り込んでおり、メンバー達のダンス愛が伝わるグルーヴィな振付となっている。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる