なにわ男子、なぜメディアに引っ張りだこ? 人気急上昇の理由に迫る

 先日、なにわ男子単独初主演となるドラマ『ドラマホリック!「メンズ校」』(テレビ東京系)が7月からスタートすることが発表された。4月11日からも関西ジャニーズJr.総出演のドラマ『年下彼氏』(テレビ朝日系)が放送開始となったり、ハイチュウのCMに単独で出演したりと、なにわ男子の人気が急上昇中。3月29日にYouTubeで配信された『Johnny's World Happy LIVE with YOU』でも多くの視聴者がJohnny's officialチャンネルを訪問し、追いきれないほどのコメントが飛び交っていた。彼らのどんな部分が、これだけの人を虜にしているのだろう。改めて、なにわ男子が今、人気の理由を考えてみたい。

揺るぎない正統派ジャニーズ感

 ジャニーズのグループは、大まかな系統に分けることができる。なにわ男子は正統派アイドルグループ。先輩グループで言えば、King & PrinceやSexy Zoneなどと同じカテゴライズだろう。しかし、昨今ではグループの個性も多様化してきており、正統派は少なくなってきている。だが、なにわ男子は揺るぎない正統派。『Johnny's World Happy LIVE with YOU』を見ていても、常に魅惑のスマイルを浮かべており、振り付けも王子様のごとく手を差し出したり、ハートを描いてみたりとアイドル感たっぷりだった。楽曲も然り。「ダイアモンドスマイル」や「アオハル」は王道アイドルソングでありつつ、どこか古き良きジャニーズ感もある。かと思えば、クールな雰囲気の「2faced」や関西色満載の「関西アイランド」を歌ったり、最後までキラキラしっぱなしであった。多様化していくアイドル業界の中で、あえて王道ど真ん中を貫く、なにわ男子のパフォーマンスは見ていて清々しい。

安定的なフレッシュ感

 「安定」と「フレッシュさ」は真逆のものだが、なにわ男子はどちらも持ち合わせている。『Johnny's World Happy LIVE with YOU』では、なにわ男子、ジャニーズWEST、関ジャニ∞という順番でパフォーマンスを行なったが、なにわ男子の元気の良さは圧倒的だった。とにかく画面から伝わってくる“圧”が強い。これこそ若さが為せる技、フレッシュ感というものなのだろう。とはいえ、想像以上に入所歴が長いメンバーも少なくない。藤原丈一郎は16年以上、大橋和也は11年、西畑大吾は9年、大西流星は8年と、コツコツ下積みをしているからこそ、大きな失敗をしないのである。MCにもパフォーマンスにも安定感があり、カメラが近寄ればちゃんとカッコつけられるのもその成果だろう。ちなみに、年下組の高橋恭平、道枝駿佑、長尾謙杜に先輩たちがレクチャーしているのだろうか。彼ら3人も、メキメキと“アイドル指数”を伸ばしてきている。「安心して見られるフレッシュ感」こそ、なにわ男子の強みなのかもしれない。

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