THE RAMPAGE RIKU、常に向上心を忘れないグループの“土台”的ポジション 歌声の安定感と表現力も魅力に

RIKUが築くランペの“土台”的ポジション

  今やJr.EXILE世代を牽引する16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。ワイルドなビジュアルやアグレッシブな楽曲、大人数で繰り広げるダイナミックなパフォーマンスが印象的な彼らだが、一人ひとりのキャラクターやメンバー同士の関係性を探ってみると、そこには意外な魅力が溢れている。そんな彼らの魅力を伝える、THE RAMPAGEメンバー分析。第4回目は、ボーカルのRIKUについて紹介していく。

RIKU

 RIKUは、1994年8月10日生まれで埼玉県出身。小さい頃からサッカー選手に憧れ、長年サッカー一筋だったが、中学2年生の時に母親と観に行ったEXILEのライブがきっかけで歌手の夢を追い始める。初めは発声法を調べながら独学で歌の練習を繰り返し、高校1年生になる頃には家族にも“音楽の道に進みたい”と伝えていたという。しかし、進学・就職を望む親に反対され、高校でもサッカー部に所属しながら、両親を根気強く説得。高校2年生の時にEXPGの特待生オーディションに合格し、特待生としてレッスンを受け始めたことが夢への大きな一歩となった。同時期のEXPG東京校には、DOBERMAN INFINITYのボーカル・KAZUKIやEXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBEのパフォーマー・佐藤大樹も在籍しており、RIKUは当時のことを振り返り、「一緒にやっていたDOBERMAN INFINITYのKAZUKI君はすご過ぎで、彼の技を見て盗んで、そして教えてもらって一緒にステージに立つの繰り返しでした。毎度ぶちのめされている感覚でしたが、シンガーとしてだけは負けたくないという気持ちが支えでしたね」と語っている(引用:スポーツ報知インタビュー)。本気で高め合えるライバルや仲間との出会いが、負けず嫌いな彼の心をさらに燃え上がらせたようだ。そして、2014年、約3万人が応募した「VOCAL BATTLE AUDITION 4 ~夢を持った若者達へ~」を勝ち抜き、THE RAMPAGEのボーカルに。それまでは本名の青山陸として活動していたが、THE RAMPAGEの正式メンバーになったことを機にRIKUに改名している。

 それまで2ボーカルが王道とされてきたEXILE TRIBEのグループにおいて、異色とも言えるTHE RAMPAGEの3ボーカル。中でも、唯一無二の存在感を放っているのが、RIKUのクリアなハイトーンボイスだろう。高音の安定感と表現力の高さにも定評があり、「Shangri-La」のような疾走感のあるアッパーチューンはもちろん、「So Good」など、自身も好きだというR&Bの楽曲を色気たっぷりに歌うのも得意。パフォーマーと見間違うほどのマッチョなボディ、歌いながらパフォーマーと同レベルのキレッキレなダンスを踊る姿にも驚かされる。それは、ボーカルだからという理由で許されたくないと、ダンスに対してもデビュー前からストイックに向き合ってきた証拠。そんなRIKUを見守ってきた陣は「RIKUがTHE RAMPAGEのパフォーマンスを底上げしてくれている」と語る(引用:OTEKOMACHIインタビュー)。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / 「Shangri-La」(2017 Summer Document Music Video)
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「So Good」

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