日向坂46 東村芽依&金村美玖は、グループのキーパーソンに? 『ソンナコトナイヨ』フロント抜擢の背景を考察

 2月19日にリリースされる日向坂46の4thシングル『ソンナコトナイヨ』のフォーメーションが発表された。なかでも注目は、初のフロント入りを果たした東村芽依と金村美玖。本稿では、センター小坂菜緒の両傍のポジションになったその背景を追っていきたい。

日向坂46『こんなに好きになっちゃっていいの?』(通常盤)

 二期生の金村は、元々握手会での人気の高い上に、昨今では『THE突破ファイル』(日本テレビ系)の再現VTRや、『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に単独出演するなど、昨年末はソロでの外仕事にチャレンジする機会も増えた。同い年である小坂の良きライバルとして2020年の活躍が期待されているメンバーだけに、今回のフロント入りはやはり来たかという印象。また、運営からの期待が高い金村。かつて欅坂の多くのシングル曲で、長濱ねるが「裏センター」と呼ばれる平手友梨奈の真後ろのポジションを担当しWエースとして人気を二分していたように、金村もまた日向坂の2nd、3rdでは小坂の裏センターを務めていた。しかし、金村本人は、そうした期待に実力が追いついていないと感じていたようだ。「ポジションに見合った表現力や技術を磨いていきたい」と歌番組の収録後に1人反省会をして見せ方を研究していたことを明かしている(『日経エンタテイメント!日向坂46 Special』より)。

日向坂46 『こんなに好きになっちゃっていいの?』

 金村の実力が発揮された楽曲といえば、2ndシングルに収録された二・三期生の楽曲「Dash&Rush」だろう。同曲でセンターに抜擢された金村はこれまで培っていたものを爆発させるかのような熱いパフォーマンスで、自分の殻を破り観客の心を掴んだ。金村は、同曲のセンターを経験したことで小坂の大変さがわかり、一層小坂を支えたい気持ちが強くなったという(同上)。この一年で実力が伴った金村が2020年の始まりのタイミングに満を持してフロントに選ばれたのは必然だといえる。

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