はちみつロケット×松本花奈監督が語る、「花火と漫画とチョコと雨」MV制作秘話

はちロケ「花火と漫画とチョコと雨」MV秘話

個性豊かなメンバーの“表情”に注目 

ーーその中で、監督が特にこだわったポイントはありますか?

松本:うーん、どこですかね。でも、さっき雨宮さんが言った、カレンダーを投げるシーンは、結構大事だったと思います。この曲を聴いた人が、自分を主人公と重ねるとき、あのシーンにいちばん共感して欲しいというか。「好きな人に会えない夏休みが嫌い!」っていう気持ちが、そこに集約されるといいなと思いながら撮りました。

ーーカレンダーを投げたり、プールに飛び込んだり、監督なりの“青春”感みたいなものが、随所に表れているんじゃないですか?

松本:ああ、それはあるかもしれないですね。プールのシーンとかは、他の映像作品でも、よく撮っているような気がするので。

ーーちなみに監督自身は、どんな高校時代を送っていたのですか。

播磨:あー、それ気になる!

松本:私の高校時代……私の通っていた高校は野球部が強くて、男の子たちは野球部に入るためにその高校に入ってくるようなところだったんですよね。だから、男子の6割ぐらいが、みんな坊主だったんです。

播磨:みんな坊主(笑)。

公野:誰が誰かわからない(笑)。

松本:だから、全校集会とかは、結構すごい感じになっていて(笑)。そのあと大学に入ってから、「あ、坊主ってこんなに少ないんだ」って思いました。甲子園にも応援に行きましたね。高校時代というと、野球のイメージが個人的には強いです。

ーー今回のMVのイメージとは、だいぶ違いますね。

松本:そうですね。キラキラっていうよりは、わりと砂っぽい感じというか(笑)。部活がすごい厳しい高校だったんですよね。

ーー監督も何か部活をやられていたんですか?

松本:私はダンス部だったんですけど、そこもめちゃくちゃ上下関係が厳しくて。あいさつしなかったら、先輩に超締められるみたいな。

ーー結構ハードな高校生活だったんですね。

松本:そうですね。何かバタバタしていましたね。だから、今回のMVは、私の妄想じゃないですけど、こうだったらいいなみたいなもの、私の夏休みの理想みたいなものも、ちょっと入っているかもしれないです(笑)。

ーー実際完成したものを観て、監督としてはどんな感想を?

松本:今回は編集も自分でやったんですけど、すごい楽しくて。ダンスシーンもそうなんですけど、みなさんの表情がコロコロ変わるんですよね。

雨宮:(笑)。

松本:笑顔だけじゃなくて、ちょっと切ない表情をしていたり、いろいろな表情が見れて。それがすごい楽しかったです。

ーーメンバーのみなさんは?

播磨:え、何だろう。自分が自分じゃないみたいというか、自分なんですけど「あれ? 私、こんなすごかったっけ?」みたいな。

公野:何、勝手にすごいことにしてんの。

播磨:や、何かちゃんとしているというか、すごい可愛く映っているし、演技も私が思っていたよりも自然にできていて、「播磨怜奈、すごいな!」って、自分で思っちゃいました(笑)。

公野:それは播磨がすごいんじゃなくて、監督の力だから。

播磨:あ、そっか(笑)。監督の力ですごくしていただいて、ホントにありがとうございました(笑)。

松本:(笑)。あれも良かったよね。ひとりずつカーテンの裏で着替えるシーン。あのシーンの播磨さん、めっちゃ可愛かった。

播磨:ありがとうございます! もう何か、自分で自分にキュンときちゃいました(笑)。

ーー(笑)。

雨宮:今回のビデオって、非現実的と言えば非現実的な世界じゃないですか。でも、あの世界にずっと入っていたいなとか、そういうことを感じましたね。

公野:今回はドラマシーンもあるから、シーンの流れでキュンキュンするんですよね。なので、ファンの人たちにも、すごい喜んでもらえるようなビデオになったんじゃないかなって思います。ソロのシーンの表情も、みんな可愛くて……絶対これ、みんなスクショしまくるだろうなって(笑)。

雨宮:確かに、スクショポイントばっかりだよね(笑)。浴衣を着たり花火やったりプールに飛び込んだり、夏のものを全部詰め込んだものになっているから。そういう意味でも、すごい贅沢なMVになったと思います。

公野:何かこのビデオの撮影で、夏が始まって、終わったって感じがする。

播磨:うん、私たちの夏と青春が、詰め込まれた一本になりました!

ーー今回のMVでは撮影を通してさまざまな挑戦がありましたが、はちロケとしての今後の目標についても聞かせてもらえますか?

雨宮:それも結構、メンバーそれぞれで違うんですよね。たとえば、「このステージに立ちたい!」みたいなものも、結構バラバラだったりして。ホント、7人いて、7人とも違うみたいな(笑)。

播磨:そう、なかなか揃わないんだよね。

雨宮:そこでも、それぞれの個性が出てしまうというか。でも、これからいっぱい、いろんなステージに立ちたいから、「じゃあ、そのひとつひとつに、全部立っていけばいいんじゃない?」って、今、言っているところなんです。

ーー松本監督としては、今後のはちロケに、どんなものを期待していますか?

松本:今回の撮影を通して、すごく素直で、まっすぐな子たちだなということを思って……みんな曲がったところがないんですよね。しかも、ひとりひとりが個性豊かで、みんな違うっていう。なので、これからもそうやって、全員が全員、まっすぐなままでいてくれたらなって思いますね。

(取材・文=麦倉正樹/写真=伊藤惇)

はちみつロケット「花火と漫画とチョコと雨」MV Full Ver.(3rdシングル)

■リリース情報
『花火と漫画とチョコと雨』
8月8日(水)発売

◆初回限定盤A(CD+Blu-ray)¥1,667+税
M1.花火と漫画とチョコと雨
作詞:いしわたり淳治 作曲:林田健司 編曲:CHOKKAKU
M2.夜空にきらめく花
作詞:奥華子 作曲:川村結花 編曲:湯浅 篤
M3.花火と漫画とチョコと雨(off vocal)
M4.夜空にきらめく花(off vocal)
特典Blu-ray
花火と漫画とチョコと雨 Music Video

◆初回限定盤B(CD+Blu-ray)¥1,667+税(税込¥1,800)
M1. 花火と漫画とチョコと雨
作詞:いしわたり淳治 作曲:林田健司 編曲:CHOKKAKU
M2. 陰陽 -Yin Yang-
作詞:中村彼方 作曲・編曲:ゆよゆっぺ
M3. 花火と漫画とチョコと雨(off vocal)
M4. 陰陽 -Yin Yang-(off vocal)

特典Blu-ray
「花火と漫画とチョコと雨」
ジャケット撮影&MV撮影Making映像

◆通常盤(CD Only)¥1,111+税(税込¥1,200)
M1.花火と漫画とチョコと雨
作詞:いしわたり淳治 作曲:林田健司 編曲:CHOKKAKU
M2.MOTTO MOTTO!!
作詞:児玉雨子 作曲・編曲:michitomo
M3.花火と漫画とチョコと雨(off vocal)
M4.MOTTO MOTTO!!(off vocal)

初回封入特典
トレーディングカード(全7種の内ランダムで1種)

3rdシングル『花火と漫画とチョコと雨』特設サイト

■イベント情報
3rdシングルリリースツアーイベント『はちロケと平成最後の夏 優勝しようツアー』
8月7日(火)18:00〜 東京ドームシティ ラクーア ガーデンステージ
8月8日(水)18:00〜 お台場パレットタウン “うるのん”ステージ(パレットプラザステージ)
8月9日(木)19:00〜 ポニーキャニオン 1Fイベントスペース
8月10日(金)19:00〜 タワーレコード渋谷
8月11日(土・祝)①12:00〜②16:00〜 お台場パレットタウン“うるのん”ステージ(パレットプラザ ステージ)
8月12日(日)①12:00〜②16:00〜 ダイバーシティ東京プラザ 2Fフェスティバル広場

■ライブ情報
『はちみつロケット ワンマンライブ』
9⽉23⽇(⽇・祝)SOUND MUSEUM VISION
1部 open12:00/start12:30
2部 open16:00/start16:30

スタンディング ¥3,500(税込・⼊場時別途ドリンク代)
先⾏予約限定通し券 ¥7,000(オリジナルピクチャーチケット・税込・⼊場時別途ドリンク代)
ファミリー席 ¥3,000(税込・⼊場時別途ドリンク代)
※詳細はオフィシャルにて

はちみつロケット オフィシャルサイト

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<締切:8月20日(月)>

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