ザ・コレクターズ、12カ月連続ライブも後半戦に突入! レーベルスタッフが舞台裏まで渾身レポ

コレクターズマンスリー公演は後半戦へ

 クアトロのバックヤードには愛あるクアトロから贈られた「特注コレクターズのれん」がかけられ、ホワイトボードにも手描きのイラストが。ライブ直前の楽屋ではリラックスしながら集中力を高めるメンバーや、最後の調整と確認を行うメンバーなど、各々ステージに向けて違った時間を過ごす。キャリア30年を超えたバンドが馴染みのハコで行うライブ直前の楽屋は、程よいピリッとした緊張感と、愛ある雰囲気に包まれていた。

クアトロスタッフから贈られた“The Collectors暖簾”
本番前、リラックスムードの加藤&古沢
加藤ひさし、ハーフパンツ姿もキマっている
クールな面持ちで本番前の調整を行うJEFF
ステージに上がる直前のレアカット
古市&クアトロスタッフの高橋氏は旧知の仲
コレクターズ御用達のシウマイ弁当(崎陽軒)
華やかな加藤ひさしの衣装も並ぶ
古市コータロー直筆のバカボンのパパ
クアトロスタッフが書いたメッセージも
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クアトロスタッフから贈られた“The Collectors暖簾”
本番前、リラックスムードの加藤&古沢
加藤ひさし、ハーフパンツ姿もキマっている
クールな面持ちで本番前の調整を行うJEFF
ステージに上がる直前のレアカット
古市&クアトロスタッフの高橋氏は旧知の仲
コレクターズ御用達のシウマイ弁当(崎陽軒)
華やかな加藤ひさしの衣装も並ぶ
古市コータロー直筆のバカボンのパパ
クアトロスタッフが書いたメッセージも
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 お決まりのライブナンバーである「僕はコレクター」、「悪の天使と正義の悪魔」、「NICK! NICK! NICK!」などのキラーチューンに加え、毎回会場からどよめきが起こる”レア”トラックも演奏される本公演。新旧楽曲を織り交ぜながらたたみかけるコレクターズの31年が凝縮されたステージは、12カ月連続マンスリーだからこそ観ることができる内容だ。

古市コータロー

 コレクターズライブのセットリストを担当する古市コータロー(Gt)は、クアトロマンスリーでのセトリ作りに関して以下のようにコメントを寄せる。

「レアというと人によって違うだろうし、レアというよりは久しぶりだったりあまりやらないという曲を選んでます。今のコレクターズがやったらどうかなとイメージしてハマればGoといったところかな。バンドにもとても刺激になるマンスリーですね」

 平成最後の夏にクアトロに立つ”今”のコレクターズは、どんな楽曲を披露してくれるのか。会場の全員が固唾を呑む中、オンタイムで颯爽とステージに現れたコレクターズが最初に投下したのは「ツイスター」だった。

 爆音と共に〈この世界 吹き飛ばす 風になろう ツイスター!〉と歌い上げ、つらい夏の暑さを吹き飛ばす爽快なパフォーマンスで会場を圧倒。コール&レスポンスも交えながら、初っ端から会場をひとつに纏め上げていく。

 久々のライブ披露となる「占い師」では、古沢"cozi"岳之(Dr)による心地よいドラミング、古市のセクシーなギターソロで会場を魅了。続く「スーパー・ソニック・マン」では軽快なリズムのパワー・ポップサウンドで会場を愉しませる。〈スーパーソニック〉と歌う加藤ひさしと、古市のギターによるフレーズの掛け合いが最高にクールだった。

古沢"cozi"岳之

 3曲立て続けに披露すると、ファンがみな一様に楽しみにしているMCに突入。ぶっきらぼうな口調ながら「加藤くん」「コータローくん」と仲良く語り合う”クラスの人気者の中学生男子”のようなトークも、コレクターズ人気の大きな要因といえるだろう。実際、人気ポッドキャスト『池袋交差点24時』でのトークがきっかけでコレクターズファンになった人や、コレクターズがきっかけでライブハウスデビューを果たした人も多いと聞く。トークもファンが楽しみにしているエンターテインメントのひとつとなっているのだ。

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