大谷翔平、前田健太、田中将大、平野佳寿……日本メジャーリーガーを鼓舞する登場曲は？

　また、自身のポジションと重なる楽曲を使用しているのが、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿。リリーフやクローザーとして登板する平野は、KREVA feat.MUMMY-Dの「中盤戦」を使用している。一種の願掛けやジンクスに近いのかもしれないが、野球に限らず自身のルーツやポジションに通じる楽曲によって、内にある闘志が引き出されることは少なくない。また、異国の地で孤独な戦いを繰り広げている選手たちが、入場曲で日本やNPB時代の感覚を思い出し、リラックスしながら舞台に立てるという効果も大きいはずだ。

　これからますます熾烈な闘いが繰り広げられるであろうメジャーリーグ。お気に入りの楽曲を背に、さらなる活躍を見せてくれることに期待したい。

（文＝泉夏音）