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EBiSSH、2ndシングルリリイベファイナルレポ 「一個一個成長していく姿を見せられたら」

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 12月13日に2ndシングル『マイ・フレンド / キミでいっぱい』をリリースした4人組ユニットのEBiSSHが12月17日、東京・ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場で同シングルのリリース記念フリーライブツアーのファイナルを開催した。ガンダムのオブジェが見守る屋外の会場で、1000人のファンを前にシングル収録曲を中心にシットリからノリノリまで全7曲を披露。最後にはサプライズで、彼ら初の全国5都市ツアー『Let’s EBiSSH! ~START 2018~』の開催を発表し、2018年に向けた更なる活躍に期待が高まる1年の締めくくりとなった。

 『マイ・フレンド / キミでいっぱい』は、親近感溢れる素顔の雰囲気と、クールで大人っぽい雰囲気の、彼らの持つ両面の魅力が詰まった1枚。ファンにそっと手を差し伸べてくれるような、彼ららしい応援歌の「マイ・フレンド」では、代わる代わるラップと歌を繰り出して、続けてサビでは4人が声を1つに合わせて、目の前のファンに届けるように熱唱した。ダンスは、四つ打ちのビートに乗せた激しさがありながら、どこか包み込むような優しさも感じられる。単なるノリの良い曲とは違った温かい雰囲気で、彼らの思いが、歌やパフォーマンスの隅々から伝わってきた。

 一方「キミでいっぱい」は、ミディアムスローのR&Bナンバー。高音のボーカルはエモーショナルで、流れは実になだらか。その中でNAOYAの低音ラップが、楽曲に動きと色どりを与えていく。インタビューでは、「リズムのノリ方が難しい曲」と話していたが、パフォーマンスを見ると、なるほどと納得。ゆったりとしたスローな動きをしながら、ピタッと止まる所もあるなどメリハリが絶妙で、4人のシンクロした動きは、まるで一つの生き物のようでもあった。腰を揺らすセクシーな動きや、客席に手を伸ばすような動きもあり、表情はどこか切なげで、実に感情のこもったパフォーマンスで魅了した。

 MCでは、クールなパフォーマンスとは打って変わって、素の4人が台本なしのトークで盛り上がる。お台場名物のガンダム像や、ステージの後ろにズラリと並んだガンダムを前に、まるで子どものような4人。TETTAはガンダムと並んでポーズを決めてうれしそう。KOHKIは「うーガンダム!」と、ガンダムの顔まねを披露して笑いを巻き起こした。さらにNAOYAが「2018年も濃い年にしたい。ハタチになることだし」と、ちょっとマジメに抱負を語ると、すかさずREIが「NAOちゃん大人だね〜!」と茶化す。楽屋か! とツッコミたくなるような、こんなワチャワチャとした雰囲気が彼らの魅力の一端であり、集まったファンはその様子をうれしそうに見守っていた。

 後半には、カップリング曲の3曲を披露した。中でも「誓い~Waiting For Love~」は、REIとTETTAのボーカル2人だけで、ダンスはなく歌だけでしっとりと聴かせた。「もともとセットリストにはなかったけど、特典会のときなどに歌って欲しいとリクエストがたくさんあったので……」と、TETTA。REIは「感謝の気持ちを込めてこの曲を贈りたい」と話し、急遽セットリストに加えたことを説明。やさしく心のこもった、大人っぽい歌声を交互に聴かせた。歌詞の<Baby>と歌うところは、彼らのファンの呼び名である<BAEBAE>と聴こえ、ここからもファンへの思いがにじみあふれていた。

 師走らしい寒風吹きすさぶ屋外ながら、当日は快晴、1000人のファンが集結したとあって、会場は寒さを吹き飛ばすほどの熱気に溢れていた。寒さ対策で衣装の中にカイロを貼っていたメンバーだが、そんなものは気づけば放り出していて、NAOYAは額から汗が流れていた。最後には「アガって終わりたい」と、「Let’s EBiSSH」を披露すると、ファンはメンバーの名前を一緒に叫んで盛り上がる。メンバーも肩を組んだり、顔を見合わせて笑い合ったりと、先ほどまでのしっとりムードから一転、自由で賑やかな雰囲気に。最後のキメでは、「春ツアー決定」と書かれた紙を見せて、来年のツアー開催を報告してファンを喜ばせた。

 終演後、メンバーからこの日の感想やツアーに向けた意気込みなどを聞くことができた。この日を振り返り「みんな振り付けを覚えてくれていて、お客さん参加型みたいになって嬉しかったです」と答えたKOHKIは、ツアーに向けて「5都市それぞれのご当地ネタを調べて、初めてでも楽しんでもらえるものを考えたいです」と意欲たっぷり。TETTAも「ひとつひとつの公演を大切にして、一個一個成長していく姿を見せられたらと思います」と、今から気持ちが昂ぶっている様子。この日「誓い」を披露したことについて、「自分たちが意志を持って引っ張っていけるアーティストになりたいので、今日は選曲の部分でそれができたと思う」と話したREIは、ツアーについて「BAEBAEたちのことを思って、何ができるか一カ所一カ所考えて良いツアーにしたい」と、意気込みを語った。最後に、記念撮影で並ぶ順番を間違え、「春ツアー決定」の文字が逆になってしまった件について、「そういうところもEBiSSHらしいでしょ(笑)!」と、笑い飛ばしたNAOYAは、2017年を漢字1文字で表すと「感動、感謝の“感”です」と答えた。さらに「BAEBAEやスタッフ、関係者みなさんの支えがあって、様々なことにチャレンジできたので、すべてのみなさんに感謝したい。そして2018年は、恩返しができるように僕たちが引っ張って、2019年、2020年に繋げられる1年にしたい」と、もっとその先を見つめている気持ちをコメントした。

 2ndシングルの持つクールな魅力と親近感溢れる魅力、その2つをステージでも見事に表現してファンに伝えた4人。この日のステージは小さな一歩ではあったが、もっと先に進むための実に大きな一歩でもあった。春ツアーに向けて人気と勢いに拍車がかかりそうな、期待と予感の高まるものになった。

(文=榑林史章)

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■ライブ情報
『Let’s EBiSSH! ~START 2018~』
3月4日(日)宮城・仙台MACANA
3月10日(土)大阪・OSAKA MUSE
3月11日(日)福岡・DRUM Be-1
3月17日(土)東京・Shibuya WWW-X
3月21日(水・祝)愛知・名古屋ell.FITS ALL

オフィシャルサイト

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