さとり少年団が語る、グループの歩みと3人の関係性「ストリートで備わったものは強み」

さとり少年団が語る、2年間の歩み

ストリートライブを重ねた2年間

ーー結成後すぐ、2015年9月12日に初のストリートライブをミューザ川崎で開催して、以降は武者修行として毎月2回ストリートライブを行ってきました。この2年間を振り返ってみるとどうですか?

颯斗:僕は、永玖と謙信のダンスの急成長ぶりがすごいと思います。

永玖:ストリートライブでは、照明があったりバミリがあったりするライブハウスと違って、自分たちで機材を運んでつないで(地面に)番号をふって……っていうことをしてました。今はリリースイベントを日々やってますけど、いろんなスタッフさんに関わっていただいてることに感謝ですね。

謙信:冬はめちゃくちゃ寒いし、夏は熱中症になっちゃったこともあって、気温との戦いでしたね。でもスタッフの人に「そういうときに来てくれるお客さんは絶対離れないからがんばれ」って言われて。

ーーファンの存在も、この2年で徐々に意識するようになっていったんでしょうか。

颯斗:そうですね。ショッピングしに来てる人に足を止めてもらうにはどうしたらいいか、どういうふうにライブとして会場を盛り上げるかっていうことを、やっとここ半年くらいで考えられるようになりました。それで煽ったり、コール&レスポンスをしてみたり。試行錯誤を重ねてパフォーマーとして成長できた実感はありますね。

ーーCDデビューが決まったときの状況と心境は?

颯斗:手作りのライブ会場限定盤『BREAK ME DOWN』を5000枚売ったら正式にCDデビューだよと言われてたんですけど、半年くらいかけて5000枚売ることができて。やっと……!っていう感じでしたね。

永玖:2年間がんばってきてよかったです。

今までは“パキッ”、「ヘルプ ユー」は“ゴリッ”て感じ

颯斗

ーー1stシングル表題曲「ヘルプ ユー」はアニメ『トミカハイパーレスキュードライブヘッド〜機動救急警察〜』(TBS系全国28局ネット)のオープニング主題歌ということもあって、疾走感あふれるロックテイストの曲ですね。

永玖:今までは恋愛系のしっとりとした曲が多かったんですけど、今回は力強いカッコいい感じの曲で。仲間との友情とか愛情を歌った曲です。パフォーマンスのときは、“仲間が倒れたときはいつでも飛んでいくから大丈夫”っていうメッセージがファンの人に伝わるように心がけてます。

颯斗:ダンスももっと力強く、今までは“パキッ”て感じだったけど、「ヘルプ ユー」は……“ゴリッ”て感じです(笑)。テンポが今までと比べて速いんですよ。

永玖:歌って踊るのはけっこう大変です(笑)。

謙信:ラップも今までで一番長いので、どうやったら息を切らさないで歌えるかなって考えました。

ーーカップリング曲で好きな曲は皆さん違いますか?

颯斗:僕はやっぱり「It`s My JK Life」が……。

謙信:あっちょっと待って! みんなこの曲好きなんですよ(笑)。

颯斗:あはは(笑)。この曲はマンガのような高校生活じゃなくてリアルな高校生を描いた歌詞になってて。僕たちみんな高3の同い年で、共感することだらけで、ああそうだよねって思いながらパフォーマンスしてます。会場のみんなとヘイ! って盛り上がれる曲なので一番好きな曲です。

永玖:僕は「BREAK ME DOWN(rearrange)」がおすすめですね。C盤に入っているんですけど、「BREAK ME DOWN」のバンドバージョンで、テンションが上がるような曲なので。このバージョンでライブもやってみたいですね。

謙信:じゃあ僕は「gomenne」を。失恋をテーマにした曲で、このダンスはすごく好きです。入り込める。僕は特に、終盤の<君に言えなかった『ごめんね』の言葉>っていうところを1人で踊るので、後悔とかつらい気持ちを表現できるようにがんばってます。あと、初めてラップしたのも「gomenne」だったので、自分の声が入るのはすごくうれしかったです。

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