超特急が明かす、武道館公演を経て生まれたライブ観「これからの僕らはもっと攻めていきたい」

超特急が明かす、これからのライブ観

超特急の存在が全国に広まってきてる(タクヤ)

ーーここでこの武道館を含めたツアー『Trans NIPPON Express』全体を少し振り返っていただきたいんですが、超特急の歴史でも最大規模の全国ツアーでしたね。

カイ:21カ所行ったので、4月末から8月頭までほぼ毎週末ライブやってたんですよね。始まった頃は「あと19公演もあるんだ!?」とか思ってたんですけど、ファイナルまであっと言う間に時間が過ぎていって。

タクヤ

タクヤ:今回のツアーは初“開通”の場所が多くて。どの会場でもMCで「初乗車の方は?」って聞いてたんですけど、想像を遙かに超えた人数の方が答えてくれたので。こんなに超特急の存在が全国に広まってきてるんだなあって、感慨深かったです。

カイ:僕らを待っててくれたことを嬉しく思いましたし、それと同時に行けてないところもまだまだあるので、そこで待ってる方々のところにもどんどん会いに行きたいなって気持ちにもなりましたね。あと10何カ所で全国開通するんですけど。

タカシ:遠くから来てくれている8号車の話を聞くと、本当に申し訳ないと思うし。早く行かないとね。

リョウガ:ずっと前から47都道府県開通したい! って言ってきて、なかなかできてないですから。各地に待ちに待ってる8号車がいてくれるなら「お待たせ!」と言ってあげたいな……とユースケが申しております。

ユースケ:すぐ行きます! 

リョウガ:でもこの秋冬は年末年始ツアーの準備があるので、来年、再来年に期待していただけたら……とタカシが申しております。

タカシ:そうですね(笑)。


ーー今年はワンマンライブのほかに、超特急主催の『超フェス』や対バンイベントも多かったですね。『超フェス』はゴールデンボンバーさんとの公演を拝見したんですけど、スタートから爆笑でしたよ。

タクヤ:あの日は本当にカオスでしたよね。いろんなイベント振り返ってみても『超フェス』はやっぱり印象強かったと思います。

コーイチ:僕ら主催で先輩方を招いたライブで、お客さんも半々だったりして。相手のアーティストさんがパフォーマンスすると、会場がその方々の空気に巻き込まれて、ぶわっと盛り上がるんですよ。ゲストの方々が会場を自分たちの空間にするというか……僕らのファンの8号車たちすら、そのアーティストさんの流れに持っていかれる瞬間をまじまじと見て、自分たちに足りてなかったところはそういうところなのかなって、僕は勝手に思って。これまでも他のフェスにもいろいろ出させていただいたんですけど、超フェスでそういう瞬間をじっくり見れたというのはやっぱり大きかったなと思いますね。

コーイチ

ーーライブに定評のある方々ばかりでしたもんね。アーティストだけじゃなく、ココリコ・椿鬼奴という芸人との異種格闘技戦もありましたし。

ユースケ:僕たちも初めての経験だったので、あの日はみんな緊張してたよね。

コーイチ:でも芸人さんたちの凄さを見ましたね。リョウガが一発ネタやって、しーんとなった空気を……。

リョウガ:なってない、なってないよ。

コーイチ:(笑)。そしたらココリコの遠藤(章造)さんが、いったんはけたリョウガを「迎えに行く」ってそでに引っ込んで、代わりに舞台監督さん連れて来たんですよ? どんな状況も爆笑に変えちゃうあのパワー、凄いなってほんまに思ったから。

ーー同じ事務所の私立恵比寿中学さんとの社内対決もあり。

ユーキ:あの公演も楽しかったですね。女性アイドルグループの振りを全力で、しかも本格的な女装もしてやることなんてめったにないので。僕らも何かが憑依した感じで、すごく楽しかったです。

タカシ:中学生が憑依したんやな(笑)。

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