稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾、SNSで続く“嬉しい発見” 3人の新たな一面を探る

男気あふれる信念の人・稲垣吾郎

 ワインや映画、読書など文化人としてのイメージを持つ稲垣だが、草なぎ、香取の前では、すっかりいじられ役。「運動会はしたくない、ハチマキもできればしたくない」と言いながらも、罰ゲームで披露した恥ずかしいポーズの“吊り天井固め”を何度も振られ、そのたびに全力で応える姿に親しみを持った人も多いのではないだろうか。

 かつてSMAPとして共に活動をしていた森且行との再会シーンでは、「森くんが抜けたから僕がいじられるようになったんだ」とこぼした稲垣。森と同学年の稲垣は、SMAPにおける“中間管理職”と呼ばれ、個性豊かなメンバーの潤滑油的な存在という印象が強かったかもしれない。実際に、森がメンバーを気にかけたときには稲垣に連絡をとって、状況を把握していたという話も飛び出した。

 きっと気配りのできる稲垣は、他者の状況に応じて自分の見せ方を変えることができる人なのだ。求められることに応えること、そのブレない信念の中に稲垣の美意識とプライドがある。だからこそ「新しい地図」と名付けられたこれまでと異なるプロジェクトになり、新しい魅力を発揮し始めたように感じる。

 “すぐイライラする”キャラは生放送にピリリと刺激を与え、体力に自信がない点も堂々と言うことでウィークポイントではなくチャームポイントになるということを見せてくれた。 一人ひとりの個性を活かして、新しい地図を描いていくというコンセプトに最もシンクロしているのは、もしかしたら稲垣かもしれない。

 3人のSNSは、これからも随時更新されていく。その中で、彼らの魅力はさらにアップされていくことだろう。ノビノビと、彼らが思うように、活動が続くように心から応援したい。

(文=佐藤結衣)

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