DAOKO×米津玄師、テイラー・スウィフト、乃木坂46…複合チャートに反映された若年層の動向

 人々の価値基準が多様化し、音楽の聴き方や試聴ツールも広がりつつある昨今。客観的な指標であるチャートにも、様々な集計方法が考えられる。その際ポイントになるのは、「どれかひとつが正しい」ということではなく、「この集計方法ではこういう結果になる」「一方こちらではこうなる」というそれぞれの違いを認識して、総合的に世の中の盛り上がりを楽しむこと。たとえばビルボードジャパンチャートでは、今週は集計前だったため反映されていないものの、来年9月16日での引退を発表した安室奈美恵のランクインも予想される。実際、引退発表直後のiTunesのダウンロードランキングでは1位の「Hero」を筆頭にトップ20中13曲、トップ10中7曲が彼女の曲になっていた。来週以降の結果にも注目だ。

■杉山 仁
乙女座B型。07年より音楽ライターとして活動を始め、『Hard To Explain』~『CROSSBEAT』編集部を経て、現在はフリーランスのライター/編集者として活動中。2015年より、音楽サイト『CARELESS CRITIC』もはじめました。こちらもチェックしてもらえると嬉しいです。

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