嵐が『24時間テレビ』で伝えてきた素直な思い “手紙の朗読”からグループの軌跡を辿る

 そして、3回目のメインパーソナリティーを務めた2012年のテーマは「未来」。この年はメンバーそれぞれが未来の自分にむけて手紙を読み上げた。夢を一つずつ叶え、個人としてもグループとしても大きな飛躍を見せたメンバーたちだけあって、手紙の内容にもどこか自信と余裕のようなものを感じることができた。一番最後に手紙を読み上げた大野がグループを代表して未来の嵐に優しく語りかける。「どんな時でも笑っていよう。何があっても5人で乗り越えよう。そして、この先の未来もずっと5人でいよう」。嵐は今もなおその姿勢を崩すことはない。この事実こそが、ファンにとってこの上ない喜びである。

 今回の『24時間テレビ』では、櫻井のメインパーソナリティー出演のほか、昨年に続き、メンバー全員出演の『嵐にしやがれ』の生放送が予定されている。『24時間テレビ』で素直な思いを伝えることを大切にしてきた嵐だが、今年の放送でもなにかを“告白”してくれるのか。放送にて確認したいと思う。

(文=竹上尋子)

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