けやき坂46、欅坂46にはない個性で躍進中? “漢字欅”と“ひらがなけやき”の違いを考察

 そしてこのタイミングで、ひらがなけやきについて学べる『KEYABINGO!3』(日本テレビ)が放送開始となった。このシリーズは欅坂46のメンバーが様々な企画に挑戦するバラエティ番組だが、3では初めて長濱以外のけやき坂メンバーがレギュラーとして登場。"今もっとも有名になりたいアイドル"という肩書きで漢字欅メンバーとの対抗戦を繰り広げ、放送中のSNSのコメント数で勝敗が決まる、ある意味『残酷な観客達』方式だ。

 番組の記者発表で、欅坂46に負けないところを聞かれた長濱は「個性的なメンバーではけやき坂46も負けないです。みんな収録に対しても積極的なので、これからもっとそれぞれの面白い部分を出せていけたらいいなと思います」と答え、メンバーの佐々木久美は「キャラが濃いところです。みんな最初は出せないんですけど、『本当にこんな人が世の中にいるんだ』みたいなキャラの集まりなので、それが出せたらもっと面白くなると思います」と、個性を強調しているのが興味深い。(参考:欅坂46×けやき坂46、『KEYABINGO!』初共演 団結力対決の勝者は!?(オリコンニュース)

 第2回の放送では、コメント数を増やすためにひらがなけやきが「60分間耐久ダンスサバイバル」に挑戦。踊っている間はそれぞれの自己紹介がされるなど、ひらがなけやき入門編として最適な企画が行われた。汗と涙でビショビショになりながら60分間踊り続け、漢字欅とは違う泥臭さを見せる。漢字欅はバラエティでは女子力高めで歌になるとクールになるそのギャップがかっこ良いのに対し、ひらがなけやきは歌は女子力高めだが、バラエティでは積極的な貪欲さを見せていくという、グループとして真逆の性質を持っているのが面白い。

 そんな真逆の性質が一つになる欅坂46の全国ツアーが8月2日からスタート。さらにアイドル200組以上が出演する『TOKYO IDOL FESTIVAL2017』の目玉として参加するなど、この夏を通してさらに大きく成長していく欅坂46とけやき坂46の姿を楽しみに見守りたい。

(文=本 手)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる