鈴木貴歩のエンターテック連載開始:アーティストは最新テクノロジーをどう活用してきたか?

アーティストは最新テクノロジーをどう活用してきたか?

 このように、テクノロジーがクリエイティブを“規定している”のではなく、当時の最新テクノロジーに“張った”アーティストやクリエイターが文化カルチャーを創っている。この流れが繰り返されているのがエンターテインメントの歴史である。

 それを筆者は「エンターテック」と名付け、アーティスト、クリエイター、エンターテインメント業界人へのテクノロジー活用を啓蒙し、自らエンターテック事業や投資活動に携わっている。

 この視点から、当連載ではエンターテックがもたらす新たな文化を、過去の動きとリンクさせながらお伝えしていく。

■鈴木 貴歩
ParadeAll株式会社 代表取締役 エンターテック・アクセラレーター
ゲーム会社、音楽放送局等でコンテンツ企画、事業企画を担当した後に、2009年にユニバーサルミュージック合同会社に入社。デジタル本部本部長他を歴任し、音楽配信売上の拡大、デジタルマーケティングの強化、全社のデジタル戦略の推進、メディア/プラットフォーム企業との事業開発を担当の後、起業。
現在はエンタテインメント、テクノロジー領域のコンサルティング、メディア運営、カンファレンス主催、海外展開支援を行う。
2014年に立ち上げた日本初の音楽xテクノロジーのカンファレンス、「THE BIG PARADE」Co-Founderも務める。
“エンターテックはカルチャーを創る"がビジョン。
Twitter:@suzukitaka

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