sébuhiroko/世武裕子が最近よく聴く作品は? 映画音楽やBernacheなど“ダウナー”中心の5選

sébuhiroko/世武裕子が最近聴く音楽は?

Rammstein『Paris』(LIVE)

Rammstein『Paris』

 さて、私はどうして、もうパリに住んでいないのでしょう! という悔しさでいっぱいの、Rammsteinによるパリライブ音源。ああ、一度でも彼らをライブで観れたなら。ドイツ語ができないのに、自分のバンドでもRammsteinのカバーをするくらいに大好きなバンドです。ボーカルのティル・リンデマンと私は同じ誕生日で(他に、中村達也さん、子門真人さんがいらっしゃいます。素敵でしょう!)運命を感じずにはいられない! ドイツ語のもつ硬質な響きとファットなサウンド、キャッチーなメロに多用しすぎのユニゾン(笑)など、マニアックなのにとても聴きやすいドイツのメタルです。ウンダバー!

tricot『3』

tricot『3』

 ここまで「ややダウナー嗜好」をうたってお勧め音源を紹介してきましたが、結局最後は往年の趣味に走ってしまいました(笑)。tricotのパブリックイメージがちょっと分からないのですが、私にとって、コードの組み立て方のセンスがいい、各楽器のアンサンブルの成立の仕方が面白い、それがtricotです。tricotを聴くとバンドっていいなぁと思ってしまいます。マニアックなオケにも、歌っぽい歌(的確な表現が見つからず、この言い方で伝わるでしょうか?)にも偏らず、絶妙にナイスなバランスで役割分担がうまくいっている、という印象です。あと、私は、ギターのキダさんのただのファンです(笑)。

■sébuhiroko (セブヒロコ)/世武裕子

葛飾生まれ、滋賀育ち。シンガー・ソングライター、映画音楽作曲家。Ecole Normale de Musique de Paris 映画音楽学科を首席で卒業。在仏中には、Acte 1やCours Florent といった俳優学校で映画演技も学んだ。パリ、東京にて短編映画制作に携わったのち、『家族X』で長編デビュー。以降、映画やテレビドラマ、数多くのCM音楽を手掛ける。

近年、映画では『ストロボ・エッジ』『オオカミ少女と黒王子』『お父さんと伊藤さん』、ドラマでは『好きな人がいること』『べっぴんさん』などの音楽を担当している。

シンガーソングライター sébuhiroko 名義では第一作「WONDERLAND」に続き、ダーク、踊れる、プログレッシヴ、ミニマルミュージックをテーマにより色濃い世界を描く第二作『L/GB』を発表。

[official HP] sebuhiroko.com
[Twitter/Instagram] @sebuhiroko

■ライブ情報
sébuhirokoツーマンライブ
『sébuhiroko presents「Her Majesty's Secret Night : Part Ⅱ」』
2017年8月30日(水)LIVE HOUSE FEVER(東京・新代田)
OPEN19:00/START19:30
<出演者>
sébuhiroko メタ地獄 ( with 村田シゲ, BOBO, 常田大希 )
THE NOVEMBERS

ADV ¥3500 (+1drink) / DOOR ¥4000 (+1drink) ※1dirink ¥600
LAWSON、ぴあ、e+、FEVER店頭にてチケット発売中

Info:LIVE HOUSE FEVER

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