ポルノ、アジカン、『のだめ』……NAOTOが生みだした、“ポップス”としてのバイオリンの楽しみ方

 また、ドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)シリーズでバイオリン演奏の吹き替えや楽曲提供を行なったり、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(テレビ東京系)『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズのサウンドのバイオリン演奏を担当、実写映画化、アニメ化もされた『四月は君の嘘』をフィーチャーしたクラシックコンサートに出演するなど、アニメや漫画作品との相性の良さも見逃せない。肩肘を張らないカジュアルで耳なじみの良い彼の音色は作品の世界を華やかに彩っており、音楽界以外でも存在感を示していると言える。

 バイオリンの“ポップス”としての楽しみ方を示す存在として、今やなくてはならないアーティストとなっているNAOTO。“ポップスをやる人=ぽっぱぁ”を名乗る彼が奏でる、自由で柔軟な音色にぜひ耳をすませてみてほしい。

(文=村上夏菜)

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