NEWS 手越祐也、“ザ・アイドル”で勝負する理由を名言から紐解く

僕らは平和なグループじゃない。ファンに育ててもらい、僕らもファンを育てて、絆はどこよりも固い。
(『STORY』2016年4月号/光文社)

 先にも述べたとおり、NEWSの歴史は決して順風満帆だったわけではない。しかし、大変だった時期を糧に変えて、現在のスーパーポジティブな手越祐也は出来上がった。そして、大変だったからこそ、ファンとの結びつきを強く感じている。

30歳になっても40歳になっても、
“超負けず嫌いのザ・アイドル”でいたいですね。

(『an・an』2012年9月19日号/マガジンハウス)

 “ポジティブ”と並ぶ手越のキャッチフレーズが“ザ・アイドル”。アーティストでもなく、俳優でもなく、芸人でもない。いつでも多くの人に笑顔をもたらすアイドルとして勝負をしているのだ。「アイドルとしていろいろなジャンルにお邪魔するからにはそこのプロを倒したい。打開するのは実力しかない」(『STORY』2016年4月号/ 光文社)。その道のプロ以上の実力を持っているアイドル。これが手越の考えるアイドル像だ。だからこういう言葉になる。

僕はアイドルが一番かっこいい仕事だと思っています。
(『美的』2012年7月号/小学館)

(前編はこちら:NEWS 手越祐也のポジティブな実像は?

■大山くまお
ライター・編集。名言、映画、ドラマ、アニメ、音楽などについて取材・執筆を行う。近著に『バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで』(共著)。文春オンラインにて名言記事を連載中。
Twitter ID:@oyamakumao

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