SUPER★DRAGON 玲於・洸希・和哉が語る、グループの野望「唯一無二のスタイルを作り上げる」

スパドラ玲於・洸希・和哉が語る“野望”

_8YT9426_r.jpg
玲於

「いつか世界に行ってみたい」(玲於)

ーー選ぶのは難しいかもしれませんが、特に憧れの先輩というと?

玲於:僕はもともとEBiDANのファンだったんです。超特急さんも本当に結成当初から見てきたし、他のグループも大好きで。それから自分もEBiDANに入ることになったので、挙げるのは本当に難しいです。みんな大好きなので、箱推しですね……。

ーー全員好きなのに、ひとりを選ばせないでよ、と(笑)。

玲於:(笑)。僕はDISH//の(小林)龍二くんのダンスに憧れてこの世界に入ったんです。でも本当に全員かっこいい。

和哉:それはそうだよね。僕はあえて言うなら2人いて、ダンスだと超特急のカイくん。ひとつのスタイルを極めるのもいいですけど、カイくんは枠にとらわれず色んなジャンルの表現や、表情の作り方をしていると思うんです。もうひとりは、PrizmaXの(清水)大樹くん。大樹くんのラップがすごく好きなので。

洸希:僕はあえてあげるなら、超特急のユーキくん。「Kiss Me Baby」での表情と見せ方がめちゃくちゃかっこいい。ユーキくんってさ、表情がすごいよね。

和哉:そうそう!

洸希:優しくて笑顔になれるような曲は笑顔が素敵だし、ガンガン攻める曲はキリッと決めていて。僕はパフォーマンスのときの表情ではユーキくんと玲於くんにすごく影響を受けました。この2人がいたから僕の今の表情があるという感じです。

ーー洸希さんはアルバムのリリース・インタビューの際にも、玲於さんから表情を学んだという話をしてくれましたね。

玲於:そして実は、僕が表情を学んだのはユーキくんなんですよ。

洸希&和哉:おおーっ! 繋がった!

玲於:EBiDANに入って最初のライブのときに、花道でユーキくんと向かい合わせで踊ったんですけど、そのときにユーキくんが本当に楽しそうで、「こんなに感情を出していいんだ」と思って。そこから表情に気を付けるようになりました。

_8YT9536_r.jpg

 

ーーSUPER★DRAGONの場合はダブステップやヘヴィロックを取り入れた音楽性が特徴的で、これはEBiDANの先輩たちともまた違う個性になっていますね。

和哉:他のグループではできないことをやれていることは、僕らもすごく嬉しいです。「俺たちのスタイルは唯一無二のものなんだな」と感動したし、他にはない表現なので、これから自分たちで作り上げていくのが楽しみだな、と思ったのを覚えています。

玲於:僕も「この曲で頑張っていけば、きっとすごいものになるんじゃないか」と思ったし、活動を続けていく中で「このグループとこのメンバーなら、いつかきっとすごいことができるんじゃないか」とも思いはじめていて。今は「いつか世界に行ってみたい」という気持ちも出てきているんです。もちろん、そのためにはまだまだ努力が必要ですけどね。

洸希:それまでEBiDANでは可愛く見せる曲しかやったことがなかったので、最初は「このかっこいい曲をどんな風に自分たちで表現していけばいいんだろう」と考えました。それをみんなで極めて、トップになれるように頑張っていきたいと思っています。

和哉:「人生をかけてSUPER★DRAGONをやっていく」という気持ちです。もちろん、他にも色んなことを頑張りたいですけどね。最近僕は、ツッコミ役になりたいんです(笑)。

ーーああ、和哉さんは周りを冷静に見ている感じがするので、すごく合っていそうですね。

玲於:でも、ボソッと言うんですよ(笑)。ツッコミが近くの人にしか聞こえない……!

ーー(笑)。ダンス&ボーカル・グループは音楽もパフォーマンスも追究しなければいけない、とても難しいものだと思います。みなさん自身はどんな魅力ややりがいを感じていますか?

玲於:好きでやっていることなので、難しければ難しいものであるほど楽しいんです。「もしかしたらできないんじゃないか?」と思えるぐらいのほうが絶対に楽しい。

和哉:うん。越えられないと思えるような壁を自分たちで設定して、その壁を超えるつもりで頑張るのって、すごくやりがいのあることだと思います。「世界に行きたい」という話だって、今はただの夢かもしれないですけど、これからどうなるかは分からないし、もしかしたら可能性はあるかもしれないですし。

玲於:「夢」と「目標」の違いってありますよね。夢は今じゃ絶対叶えられない(でもいつかは叶えたい)もので、目標は自分たちが頑張れば越えられる壁で。

ーーだから「目標」をひとつひとつクリアして最終的に「夢」を叶えたい、と。

玲於:そうできたら嬉しいです。先輩たちのように1万人規模の会場でワンマンができるようなグループになりたいし、本気で世界にも行きたいと思っているんです。とはいえ、すぐには無理なので、まずは日本で大きな会場でライブができるように頑張っていきたいです。

和哉:先輩たちがワンマンで1万人規模のお客さんを湧かせているのって、本当にすごいことだと思います。「あれだけの人が自分たちだけを観に来てくれる感覚って、一体どんなものなんだろう?」って。

玲於:『a-nation island AsiaProgress ~5th Anniversary~』のオープニングアクトとして代々木第一体育館のステージに立ったときも、自分たちだけでこの規模のお客さんを感動させている先輩たちのすごさを実感しました。活動をはじめてからこれまで、本当に濃厚な時間だったので、他にも思い出は沢山あります。

和哉:僕はこれまでやらせてもらった3回のワンマンライブの中で、そのたびに成長を実感できたことが思い出に残っています。そこで自分たちの現状を再確認できたことが、今の活動に繋がっているんじゃないかと思うので。

洸希:僕はツアーですね。初めて5大都市ツアーをしたとき、最初はすごく緊張しました。僕らのライブを観るために遠いところから来てくれるお客さんもいて、情けないパフォーマンスはできないというプレッシャーもあって。でも、あとでパフォーマンスの映像を振り返って「ここはもっとこうしよう」とみんなで自主的に話し合うようになったのは、ツアーに出るようになってからだったんですよ。

ーーそうやって、活動を続ける中でみなさんのグループへの向き合い方も変わっていったんですね。デビュー・アルバム『1st Impact』をリリースした今、これからどんなグループ/アーティストになっていきたいと思っていますか?

和哉:歌って踊れるかっこいいアーティスト、というのはみんな思っていることだと思いますけど、僕はメンバー全員が何かで突出しているようなグループになれたら嬉しいです。それぞれ得意なことや誰にも負けないものを持っていて、そのバラバラの個性が噛み合って、最高の存在になるようなグループになれたらいいなと思います。

洸希:個人的には、トーク力も鍛えたいです。たとえばテレビで活躍するアーティストの方々って、歌もダンスも上手いのに、バラエティの力もすごいじゃないですか。僕もすべてに挑戦できるオールマイティーな人を目指したいです。それから「自分と言ったらこれだ」という特技も持ちたいですね。

玲於:それに、色んな仕事もしてみたいよね。僕は俳優としてもグループとしても頑張りたいし、声優の仕事にも挑戦してみたいです。そうやって色んなところに出ていって、SUPER★DRAGONの存在を知ってもらいたい。それに、それぞれが他の場所でも活躍すれば、逆にSUPER★DRAGONから他の色々なカルチャーに触れてもらえるような機会もできていくと思うんですよ。そうやって、色んなカルチャーを繋げられるような存在になれたら嬉しいですね。

(取材・文=杉山仁/写真=竹内洋平)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる