高橋みなみが未来を託した世代ーーAKB48 大和田南那卒業から、15期生の軌跡を振り返る

 その後、向井地が44thシングル『翼はいらない』でセンターに抜擢されたのを皮切りに、込山も46thシングル『ハイテンション』で選抜メンバーに初選出。福岡聖菜は46thシングル『ハイテンション』収録曲の「抑えきれない衝動」のセンターに。福岡と込山の2人は揃って、でんでんむChu!の後続ユニット・虫かごにも選ばれている。今年の『AKB48 45thシングル 選抜総選挙』においては、昨年圏外であった込山が第21位に躍進し、向井地が第13位に。AKB48単体として見ると、第2位の渡辺麻友を筆頭に、第11位の横山由依に次ぐ位置に向井地が続く。名実共に“AKBの未来”を担う存在へと円熟した印象だ。

 第15期生オーディションから約4年。12月8日の『AKB48劇場11周年特別記念公演』では第16期研究生が初お披露目することがアナウンスされている。当日は、AKB48のチームA、チームK、チームB、チーム4、チーム8から総勢90名を超えるメンバーが集結。渡辺麻友を始め、卒業目前の島崎遥香、歴代メンバー同様、現在プロデュース公演を行っている小嶋陽菜など、錚々たる先輩たちが見守る中で16期生メンバーはステージに立つこととなる。世代交代が加速する中、16期生に未来を担う逸材は現れるのか。

(文=渡辺彰浩)

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