欅坂46、デビュー8カ月で紅白初出場を果たした理由 グループの一貫したコンセプトを紐解く

欅坂46 『二人セゾン』

 3rdシングル表題曲である「二人セゾン」は、爽やかなピアノのメロディーと季節をモチーフに出会いを描いた楽曲。MVは青空の下でバレエダンスを踊りながら“笑顔”のメンバーが目を見張る。Cメロからは一転して、夕日をバックに激しくも優雅に歌い踊るメンバー。特にセンターを張る平手のダンスや表情からは威風堂々といった言葉を連想させる。MVラストの彼女の表情は、「サイレントマジョリティー」から一貫した欅坂46のコンセプトを色濃く打ち出している。笑顔と対比させることにより、コンセプトはより際立つのだ。

 12月24日、25日にはグループにとって初のワンマンライブを東京・有明コロシアムで開催する。ライブパフォーマンスにも脂が乗った直後に、紅白に出演することとなる。紅白の場で欅坂46が多くの目に触れることにより、グループの人気は絶頂に達するだろう。

(文=渡辺彰浩)

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