lyrical schoolが明かす、アイドルラップの進化とビジョン「パーティ感満載のラップを広げたい」

lyrical schoolの集大成とビジョン

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ami

「リリスクのハッピーなラップを聴いてもらいたい」(ami)

ーーそして年末にかけては全国ツアーがあります。初日の福岡公演ももうすぐですが、意気込みを聞かせてください。

ami:全国ツアーが11月27日から始まって、Zepp Tokyoでのツアーファイナルまで、1カ月くらいで一気に駆け抜けるんですけど、ワンマンライブの数が多いぶん、自分たちの成長するスピードもすごく早いと思うんですよ。このアルバムの曲をものにして、新しい今のlyrical schoolを見せていけたらなと思っています。最後のZepp Tokyoは満員にして、2016年最後のプレゼントとして、お客さんに最高のパフォーマンスを見せられたらなと思います。

hime:私は去年のツアーファイナルのZepp DiverCity公演を客席で見てたんです。今回はステージに立つ側として、前回泣くほど感動した気持ちをお客さんに味あわせてあげたくて。私が客席で見ていたその時のlyrical schoolが頂点だって思ってたんですけど。でも、今までlyrical schoolを見てきた人や前回のツアーファイナルを見てた人、新しく好きになってくれた人たちも、前回を超えるだろうと思って見に来てくださると思うから、自分で限界を作らずにラップもどんどん磨いて、音源以上に格好いいライブを見せたいと思います。

minan:以前、好きなアーティストのライブを観に行った時に、一緒に行った友達がそのアーティストのパフォーマンスを観て、隣でぼそっと「やばっ、口からCD音源!」って言ったんですよ。

mei:えっ?

minan:それくらい上手いっていう(笑)。

mei:そういうことか(笑)。

minan:「すっごい、その表現!」って思って(笑)。もちろん、ライブならではパフォーマンスや熱気もあるんですけど、その中でも歌はCD音源レベルに物凄いという土台がしっかりあって。私たちも『guidebook』という新たな武器を手に入れたので、それを全国ツアーで披露していくにあたって、CD音源以上のパフォーマンスを見せたいですし、それ以下はないと思っているので。自分たちのスキルも磨いて、やっていきたいなと思ってます。リリスクはライブが武器だって言っているので、それをきちんと実行できるようにしたいです。

mei:アルバムを発売するたびに毎回思うんですけど、ライブのパフォーマンス、表現の仕方が本当に一気にガラッと変わるんです。今はまだアルバム曲をあまり披露していないですけど、またさらに新しい曲が増えて楽しみです。今回の全国ツアーでは、以前よりも楽曲の幅が広くなったと思いますし、歌メロの多い曲も増えたので、lyrical schoolはこういう曲も歌うんだよっていうところも伝えていきたいなと思いますね。短い期間でワンマンライブをたくさんするので全国ツアーは自分たちにとってもすごく成長できる場なので、パワーアップして12月29日、ファイナルのZepp Tokyoに挑めたらいいなと思います。

ayaka:今回のアルバムで初めて私たちに歌を提供してくださった方も多くて、新しい武器を手に入れたので、このツアーで一個一個のライブを大切にして、最後にZepp Tokyoでパッと花開くように、いいライブを積み重ねていけたらいいなと思います。

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ayaka

ーーツアーファイナルが終わると、もう2017年です。来年に向けてはどんなビジョンを描いていますか?

hime:そうですね、来年かあ……。このアルバムでも「ラストソング」から「RUN and RUN」への流れで、ファンの方々に明るい未来を提示できてると思いますし、多方面から注目されていくと思うので、ちょっとでも気を緩めてラップのスキルが下がったら余計に目立ってしまうと思うので、来年も気を引き締めてラップに集中したいです。

ami:いつも目の前のことを精一杯やることしかできなくて。もちろん、先のことも考えてますし、明るい未来を想像してやってはいるんですけど。リリスクをたくさんの人に知っていただきたいです。それから、さっきayakaが6年前に出ていたようなライブにいま出たいって言いましたけど、そういうイベントに出るのも面白いんじゃないかなって。どういう反応が返ってくるかわからないですけど、そういう場でもいろんな方にリリスクのハッピーなラップを聴いてもらいたいなって思いました。

minan:うーん、2017年……。私、いつもあんまり目標って立てなくて。なんだろう。今の感じのままで、ふわふわキラキラしたラップをやっていけたらなと。今のlyrical schoolの世界観は引き続き持ちつつ、もっとたくさんの方に知ってもらう!それを目標にしたいです。

mei:全国ツアーが終わると、アルバム曲もさらに自分たちのものに染め上がってるんじゃないかなと思いますし、lyrical schoolのやっている音楽をもっとたくさんの方に広められたらいいなって思いますね。ヒップホップ、ラップが流行っている中で、ラップアイドルとして私たちがやっていることは違う色を持っているので、このジャンルを知ってほしいという気持ちがすごくあって。アイドル好き、ヒップホップ好きじゃない方にもlyrical schoolを入り口として、アイドルとヒップホップが苦手だった方にも触れてもらえたらいいなってすごく思いますね。それから、ライブではもうちょっとアウェーな現場というか、そういう場所でも成長できたらいいなって思います。あとはフェスに出まくりたいです(笑)。

ayaka:今はツアーファイナルのZepp Tokyoに向けて頑張ってるんですけど、去年、当時の6人でZepp DiverCityでのツアーファイナルを終えた時、今までに感じたことがないくらいの達成感で、見えた景色がそれまでとまったく違ってて。それを今年、Zepp Tokyoでもう一回みんなで見たいなと思っています。それが終わって2017年に入るとすぐ、1月2、3日に『TOKYO IDOL PROJECT×@JAM ニューイヤープレミアムパーティ2017』があるんですよね。新しいお客さんも来やすいイベントがすぐにありますし、まずそこに向けて頑張りたいなと思います。

(取材・文=香月孝史)

■リリース情報
『guidebook』
発売:2016年11月16日
価格:¥2,500(税抜)
1.-old-
2.GOLDEN
作詞・作編曲/泉水マサチェリー(WEEKEND)
3.プレイルーム
作詞/ サイプレス上野 作編曲/ ALI-KICK
4.おしえて
作詞/ 呂布 作編曲/ 韻シスト
5.DO IT NOW!(HEY!HEY!HEY!)
作詞/ 大久保潤也(アナ)&泉水マサチェリー(WEEKEND) 作編曲/泉水マサチェリー(WEEKEND)
6.サマーファンデーション【※5人バージョン】
作詞/ LITTLE 作編曲/ AxSxE
7.-☆☆☆-
8.リリシスト
作詞/ GAKU-MC 大江千里 作曲/ 大江千里 編曲/Kenichiro Nishihara
9.マジックアワー
作詞/ SUEKKO LIONS© 作編曲/ 坪光成樹 高橋コースケ
10.恋わずわず
作詞/ かせきさいだぁ 作編曲/ connie
11.-too old-
12.ラストソング
作詞・作編曲/ ALI-KICK
13.RUN and RUN【※5人バージョン】
作詞/ 岩渕竜也 作編曲/ SUI

■ライブ情報
『lyrical school tour 2016 “guidebook” 』
11月27日(日) 福岡 Early Believers
12月9日(金) 札幌 cube garden
12月17日(土) 大阪 OSAKA MUSE
12月18日(日) 名古屋 VERSUS東海ホール
12月23日(金) 仙台 space Zero
12月29日(木) 東京 Zepp TOKYO(TOUR FINAL)

■オフィシャルサイト
http://lyricalschool.com/

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