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森朋之の「本日、フラゲ日!」vol.23

乃木坂46、“サヨナラ”を前向きに捉えた橋本奈々未ラストシングルも 11月9日発売の注目新譜5選

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 その週のリリース作品の中から、押さえておきたい新譜をご紹介する連載「本日、フラゲ日!」。11月9日リリースからは、乃木坂46、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、Dragon Ash、[Alexandros]、The Birthdayをピックアップ。ライターの森朋之氏が、それぞれの特徴とともに、楽曲の聴きどころを解説します。(編集部)

乃木坂46『サヨナラの意味』(SG)

 2017年2月でグループからの卒業、芸能界からの引退を発表している橋本奈々未が初めてセンターをつとめる16thシングル。表題曲「サヨナラの意味」はタイトル通り、大切な人との別れ、その先に存在するはずの新しい未来をテーマにした楽曲。<サヨナラに強くなれ/この出会いに意味がある>というフレーズに象徴される“サヨナラ”を前向きに捉える歌詞は、橋本の卒業と強くリンクしたドキュメントであると同時に、10代女子を中心に魅力的な卒業式ソングとして受け入れられるはず。メンバーの変遷を受け入れながらタイムリーな楽曲を提示しつつ、普遍的なポップスとしても成立させるプロダクション・スキルの高さはさすがのひと言。作曲は「制服のマネキン」「君の名は希望」などを手掛けた杉山勝彦。切なさ、寂しさを上手く表現しながら、あくまでも上品なラインを外れないメロディライン、メンバー同士の掛け合いとハーモニーをふんだんに取り入れ、卒業式の雰囲気を想起させる構成も絶妙だ。

乃木坂46「サヨナラの意味」

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE『Welcome to TOKYO』(SG)

 前作『Unfair World』以来、約1年2カ月ぶりとなる20thシングル。ダンスミュージック、R&BとJ−POPを結び付けた先駆者であるT.Kura & michicoのペンによる表題曲はしなやかで強靭なEDMサウンドとエキゾチックなアレンジ、歌謡曲的なメロディを絶妙なバランスで共存させたナンバー。感情を露出し過ぎず、気持ちよく抑制を効かせた今市、登坂のボーカルも、クールな佇まいのトラックによく似合っている。“東京へようこそ”というメッセージを備えた歌詞、東京の風景をバックに近未来的なビジョンを映し出すMVを含めて、しっかりとコンセプトが貫かれた作品に仕上がっている(東京に遊びに来た外国人観光客がこのMVを観たらどう思うだろう? と想像するのも何だか楽しい)。このシングルがリリースされる2日後の11月11日からは単独ドームツアー(5会場13公演)がスタート。三代目 J Soul Brothersの現在地が確認できる、重要なツアーとなることは間違いないだろう。

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「Welcome to TOKYO」

Dragon Ash『光りの街』(SG)

 煌びやかな光を想起させるギターとシンセ、心地よく美しい重低音を軸にしたバンド・アンサンブル、<きりがない失望 それでも望むんだ/日々や充実を>という切実でリアルな願いを感じさせる歌。Dragon Ashのじつに2年10カ月ぶりとなる新曲「光りの街」は、新たな希望のアンセムの誕生を予感させる楽曲となった。

 Kj自身が「あの時点でのバンドとしての創作意欲のすべてを出し切った」と語る10thアルバム『THE FACES』以降、Dragon Ashは新たな音楽表現を獲得すべく、様々な変化を求めた。ライブをサポートしてきたKenKen(Ba)がレコーディングメンバーとして参加。ギターのダウン・チューニングの採用とレコーディング環境の刷新などを経て制作された「光りの街」は、従来の彼らのイメージ(“求められていること”と言ってもいいだろう)を引き受けつつ、新鮮なクリエイティビティを実現したナンバーに仕上がっているのだ。彼らの音楽は確実に先に進んでいる。それを実感できたことが、まずは純粋に嬉しい。

Dragon Ash「光りの街」

      

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