KinKi Kidsのコンサートは一味違う! パフォーマンスと2人の距離感が心を掴む

剛の男前が止まらない

 ツンデレな光一に対して、剛は意図的にまっすぐに愛を表現しようとしている節がある。

 「人生が一緒になる瞬間がライブ」「シンプルにKinKi Kidsを愛してください」「ごちゃごちゃ言うヤツ並んで、ビンタするから…その後チューしちゃうかも」という発言に続き、Wアンコールの「愛されるよりも、愛したい」を「僕たちは、ファンの人たちに、そういう気持ちで生きてるよという歌」として紹介。言葉を慎重に選ぶ剛だからこそ、こうした一言に重みが出る。

 MC明けで歌に入るとき、立ちたくないファンが増えてきたことを受けて「座ったままは、30年後のディナーショーで」という優しいフォローも付け加えていた。今年20周年を迎え、さらに30年後も夢のような時間を届けてくれることを連想させてくれる剛。もちろん、その隣には「いい歳して」といじってくる光一もいるはず…と、ファンはニヤニヤしてしまうのだ。

 一度知ったらやみつきになるのが、キンキコンの魅力だ。今からでも間に合う、いや、むしろ今だからこそおもしろいKinKi Kids。ぜひ、この魅力をDVDで味わい、コンサートでも体感してほしい。

(文=佐藤結衣)

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