岡崎体育のブレイクに続くか? ヤバイTシャツ屋さんの音楽性に見るヒットの予兆

 近年、関西のバンドシーンでは、KANA-BOONやキュウソネコカミがTV出演の常連になるほどの躍進を遂げていった。誤解を恐れずに言えば、関西シーンは特に個性が強いバンドが多く、MCでの発言や奇抜なパフォーマンスが取り沙汰されることも多い。ヤバイTシャツ屋さんからは、かつてKANA-BOONやキュウソネコカミがブレイクを果たす前の異様な注目度を感じずにはいられないが、その2バンドとはまた違ったメロコアサウンドに様々なジャンルの音楽性を飲み込んだキャッチーなメロディー、ライブ定番曲「喜志駅周辺なんもない」をはじめとした一度聴いたら忘れることのない強烈な歌詞がファンを急増させているバンドの魅力なのだろう。

 ヤバイTシャツ屋さんは今夏『京都大作戦2016』『ROCK IN JAPAN.FES 2016』など数多くの大型フェスへの出演が決定している。各所のステージで入場規制を巻き起こし、2016年下半期のスターダムにのし上がるのは、ヤバイTシャツ屋さんに間違いないだろう。

(文=渡辺彰浩)

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