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感覚ピエロ、Charisma.com、ルーカス・グラハム……アラサーの葛藤を描く注目アーティスト4選

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 個人差もあるし、一概には言えないけれど、男も女もアラサーを迎えた時、割と深刻な「人生の葛藤」を初めて経験するのではないだろうか。

 そんな迷えるアラサーの「葛藤」をテーマにしたドラマや楽曲が話題を集めている。例えばドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)は、「ゆとり第一世代」にもあたるアラサー男子のストーリーだ。脚本は宮藤官九郎で、感覚ピエロが担当する主題歌「拝啓、いつかの君へ」も、〈あんたの正義は一体何だ?〉というフレーズが胸に突き刺さる。

【公式】感覚ピエロ「拝啓、いつかの君へ」MV (ドラマ「ゆとりですがなにか」主題歌)

 アラサーといえば、社会人になって5年以上。ようやく慣れてきて、ある程度責任のある仕事も任され、「やり甲斐」なども感じるようになってくる。恋人がいる人なら、そろそろ「結婚」の二文字も視界にちらつくし、女性なら出産して家庭に入るべきか、仕事を続けるべきかを現実的に考えだすかもしれない。

Charisma.com – アラサードリーミン<Around 30 dreaming – lyric movie Ver.>

 現役OLエレクトロラップユニット、Charisma.com(カリスマドットコム)が昨年リリースした「アラサードリーミン」は、アラサーOLの愁いを綴ったラップチューン。頭では解っていても、ついつい周りが気になってしまい、比べて落ち込んだりすることもあるだろう。何となく将来が見えてくるぶん、「このままでいいのか?」という不安で、夜眠れなくなったり、夜中に目が覚めてしまったり。

 海外でも、レイチェル・プラッテンの「ファイトソング」が、アラサー世代の応援ソングとして大ヒットしたのは記憶に新しい。ヒット曲に恵まれず、くじけかけた自分を励ますためにこの楽曲を書いた、遅咲きの歌姫が多くの共感を呼んでいる。

Rachel Platten – Fight Song (Official Video)

 そして今、アラサー(特に男子)の心の揺れを見事に描き、大きな注目を集めているのがルーカス・グラハムの「セブン・イヤーズ」である。

 デンマーク出身、少年合唱団に所属していたというルーカスによる美しくソウルフルな歌声は、ヨーロッパのみならずアメリカでも絶賛を浴び、全世界で2億6000万回のストリーミング再生を記録した。

 日本では、タダユキヒロによるイラストレーションと、Aqua Timezのボーカル太志が新たに書き下ろした訳詞による、独自のミュージック・ビデオが制作され、歌詞の世界観がよりダイレクトに伝わるようになったことで、洋楽としては異例の盛り上がりを見せているのだ。

ルーカス・グラハム 『セブン・イヤーズ -僕はまだ7歳だった-』 / Lukas Graham – 7 Years

「NakamuraEmiの「YAMABIKO」とルーカス・グラハムの「7 Years」。これらの曲は30歳に近づくものの、浮き沈みをよく現わしています。」(マッシュー)
http://ameblo.jp/matthew1518/

 このまま年をとって、60歳になった時、孫や子ども達に囲まれ幸せな老後を過ごせるのだろうか。それとも、寂しくこの世を去るのだろうか……? 極端な妄想だとわかっていつつも、ふとそんな考えが頭をよぎる。多かれ少なかれ、きっと誰しもそんな経験があるからこそアラサーは「人生の踊り場」なんて言われるのだし、この曲「セブン・イヤーズ」が切実に胸に響くのだろう。

(文=黒田隆憲)

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