T.M.R.西川、新会社の事業説明会で高橋みなみ・森永卓郎と経営談義「ノウハウを社会にオープンソース化し、Revolutionを起こす」

TMR西川、たかみな・森永卓郎と経営談義

 T.M.Revolution西川貴教が4月6日、『株式会社 突風事業説明会』を開催した。株式会社 突風は、2016年5月にデビュー20周年を迎えるT.M.Revolution関連事業を企画・運営する法人として、4月1日に西川が設立した新会社である。

 説明会では、代表取締役社長を務める西川自らが事業計画を説明。また、8日の劇場公演でAKB48を卒業する高橋みなみが特別顧問、経済評論家の森永卓郎が相談役に就任することを発表し(ともにTMのイニシャル)、両名を招いて今後の会社経営に関するトークセッションを行った。

 まずはじめに西川が登壇し、会社説明を行った。コーポレートスローガンに「ひとに、社会に、地域に、風を吹かせたい」を掲げ、地元である滋賀県への地域貢献を含め、真摯に事業に取り組んでいく姿勢をアピールした。

 設立の理念は「西川貴教がT.M.Revolutionで20年間培ったノウハウを社会にオープンソース化し、Revolutionを起こす企業」。これまで自身が培ってきた「表現」「モチーフ」「声」という3つのコアバリューを用いて、社会のあらゆる問題を解決していくという。一例として、西川の代表曲「HOT LIMIT」の衣装「ホットリミットスーツ(簡易版)」の製品化や、『T.M.Revolution写真素材』を滋賀県限定で企業に提供することなどを発表した。それ以外にも、今後様々な取り組みを計画しているとのこと。また、社員募集も積極的に行っていく方針だという。

 事業説明に続き、特別顧問・高橋みなみの任命式が行われると、高橋は「AKB48卒業のタイミングにこのような大役を任せていただき、本当に嬉しく思います。西川社長に少しでもお力添えできるように、邁進してまいりたいと思います」と活動への意欲をみせた。これに対し、西川も「10年間、リーダーシップを発揮して大きなグループを牽引し、グループをトップにまで押し上げたその力を存分に発揮してもらいたい」と、大きな期待を寄せた。
 
 その後、相談役の森永卓郎も登壇。「経済アナリストとして、様々な分野で経験を積んできた。経験を生かして、芸能界に新たな風を吹き込むためのお手伝いを微力ながらできれば。特別顧問のたかみなさんもいらっしゃいますし、我々三人で『新・ノースリーブス』を結成します」とコメントすると、ここまで真剣な表情だった西川と高橋にもようやく笑顔が見られた。

 後半のトークセッションで、西川が両名にサポートしてほしいことを尋ねられると、高橋に対しては「これまで培ってきた経験、大所帯のグループをまとめあげたリーダーシップの能力を、今こそ地域や社会に活用していただきたい」とコメント。出会ってから数年に渡り、高橋に今回のような取り組みへの参加を呼びかけ続けていたことを告白した。森永に対しては「足りないところを指導していただきたいのはもちろん、最近ライザップをやられていたので、『ホットリミットスーツ』を着たらおもしろいと思った」と告げると、森永も「実は年末の某番組で着たいと言っていて、最後の最後に却下になった。正直言うと、今日このステージでも着たいと言っていたが、衣装が間に合わなかった」と残念そうに語り、会場の笑いを誘った。

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