KAT-TUN、田口参加ラスト曲で見せた「グループらしさ」 残る3人はどこに向かう?

 これまでも度重なるメンバー脱退を受け止めながら、自分にしかない個性を磨いてきた3人。活動10年の区切りを担ったのは「UNLOCK」というロックナンバーだが、今後はどのような音楽性を見出していくのだろうか。

「グループという形態は、人数が少なくなればなるほど、個の持ち味をより磨かざるを得なくなります。その意味で『UNLOCK』は4人でできる表現の集大成であり、3人での表現に向き合う時にも、真っ先に振り返る一曲となるでしょう。また、これからのKAT-TUNは、どんな困難も乗り越えることができる頼もしさと、それを糧に変えて前進する姿勢が魅力になると思います。数々の苦難を乗り越えてきた底力を活かし、ダンスだけでなく歌唱の面でも見せられる楽曲が増えれば、グループとしての迫力も増すと思います」

 『UNLOCK』のような「かっこいい」イメージを貫いてきたKAT-TUNが、新体制を迎えるにあたって進化を遂げる可能性は大いにある。先のシングルではどのような表情を見せてくれるのか、より自身の表現を追求して、グループの活動に還元される日を待ちたい。

(文=遠藤良美)

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