RIP SLYMEが語る楽曲制作のスタンス、そしてグループの今後「大事なことはイメージの共有!」

RIP SLYMEが語る楽曲制作のスタンスと今後
RIP SLYME

 

「売れたいって思うようになってきた」(SU)

RIP SLYME SU
SU

ーー今年3月でメジャーデビュー15周年を迎えましたが、今後の活動についてはどう考えていますか?

PES:ようやくっていうか、いろいろあって、自分たちがやりたいことをより近い距離でお客さんに届けることができるようになったと思ってるので、活動としては充実していくだろうなと思ってますね。

SU:スタッフやレコード会社も含めて、チームとしての充実感はあります。なので、その自分たちの考え方を受けとめてくれる人たちをどれだけ増やせるか、どれだけ大勢の人を楽しませることができるのかっていうことだなと思ってますね。

RYO-Z:SUさん、それ……売れたいってことだよね?(笑)

SU:っていうか、売れたいって思うようになってきた。

PES:ウソ? なってきたの?

RYO-Z:15年やってきてやっと売れたいと思えてきたんだ(笑)。すごい、すごい。

ーーこれからのSUさんに期待ですね(笑)。

SU:はい(笑)。

RYO-Z:僕らのレコード会社の大先輩、山下達郎さんいわく、メジャーで10年やるのは大変だけど10年やるヤツはわりといる。でも20年やれるヤツはなかなかいない。20年やれたヤツが30年、40年とやっていくだろうと。その20年っていうのが境界線だとすると、あと5年、必死に頑張らなきゃなって思いますね。

ーー『10』のツアーは、キリの良い10枚目ということで、新旧の曲を交えて披露し、Now&Thenというようなテーマになっていました。今回のシングルも初期のリップの匂いを感じましたし、原点回帰というか、一周して、自分たちのチャームポイントをより強く打ち出す方向にシフトしている感じはありますか?

RYO-Z:それはあるかも。今、FUMIYAが作ってるものを聴いてると、結構ヒップホップらしさは出てくるような気がします。

PES:自分たちの良いところを出すっていう。それはありますよね。ヒップホップのアルバムを作ったりとか、ラッパーとコラボするとか、これからの5年はそれぞれやりたいことを真剣にやっていけばいいんじゃないですかね。たとえばSUさんはテレビ番組とかに出てるけど、そういうふうにそれぞれがいろんなところに出ていって「この人、誰なんだろう?」って引っ掛かってもらって、「あ、リップスライムなんだ」って思ってもらえたらいいですよね。

ーー5者5様の活動も並行させながら、リップスライムというグループを転がしていくと。

PES:FUMIYAとも結構話してるんです。自分でビートを作るんだから、セルフオマージュみたいなのもやれるじゃんって。それぞれがどんなことをやりたいのかわからないですけど、これだけの年月やってると、そうやっていってもいろんなことが噛み合ってくるハズですから。体くらいですよ、いろんなところにガタが来て噛み合わなくなってくるのは(笑)。

RIP SLYME

 

(取材・文=猪又 孝/写真=三橋 優美子)

■リリース情報
「Baile TOKYO」
配信開始:2016年2月24日
・レコチョク
http://recochoku.com/w0/rsbailetokyo/
・iTunes Store
https://itunes.apple.com/jp/album/baile-tokyo-single/id1084337149

映画タイトル :『BAILE TOKYO』(読み : バイリ トウキョウ)
公開日 : 2月20日より全国の映画館で公開中
https://baile-tokyo.com/

『Take It Easy』
発売:2016年3月2日
【グッズ付き初回完全限定盤】¥1,667(税抜)
・5,555枚の完全生産限定盤
・「デザイナーズ ミニうんちタオル」のグッズ付き
【通常盤】¥926(税抜)
・〈初回プレス〉のみ「お目目うんちステッカー」付き

■ライブ情報
「Coca-Cola presents unBORDE 5th Anniversary Fes 2016」
4月10日(日) 幕張メッセ イベントホール

■オフィシャルHP
http://www.ripslyme.com/

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