Flower・鷲尾伶菜と作詞家・小竹正人が語るグループの成長「『花時計』以降、声質が変わってきた」

Flower・鷲尾伶菜と作詞家・小竹正人特別対談

「鷲尾が歌うことを想定すると、普段使わないような言葉が出てくる」(小竹)

――小竹さんは多くの女性ボーカリストとお仕事をされてきましたが、そのなかで鷲尾さんはどんなタイプでしょうか。

小竹:自分の詞を一番しっくりと表現してくれる女性ボーカリストですね。鷲尾が歌うことを想定すると、<~かしら>という風に、自分の詞でも普段使わないような言葉が出てきます。彼女にしても、三代目 J Soul Brothersの今市隆二くんや登坂広臣くんにしても、どんなふうに歌ってくれるか想像できるので、すごく詞が書きやすいです。あと、みんな、私の詞をどう表現するか、長い付き合いを経て、完全にもう理解してくれている。ありがたいです。

――今回別々のジャンルで4つの楽曲を制作したわけですが、今後小竹さんがFlowerに詞を書くにあたって、乗せてみたい曲調はありますか?

小竹:誰にも信じてもらえないんですが、もともとハードロックがすごく好きなんです(笑)。そんな曲調に合わせて、ただ切ないとか悲しいではない、もっと情念的な詞やハードな詞も書きたいなと。前にも言いましたが、Flowerって6つの全然違う個性が集まっているので、多種多様にいろんなイメージがどんどん湧いてくる。

――それは楽しみですね。逆に、鷲尾さんから「こういう詞を書いてほしい!」というリクエストはありますか。

鷲尾:実は私も、暗い曲やロックが好きなんです(笑)。なので、そういった曲もぜひお願いしたいですね。もともとEXILEさんや三代目J Soul Brothersさんの曲を聴かせていただいていて、小竹さんの歌詞が自分に刺さると思っていたので、今、ここまでしっかりと関わっていただいて、すごく幸せです。だから私ももっと研究して、書いてくださった言葉の意味をどこまで表現できるか、ストイックにやっていきたい。「ラッキー7」のような楽曲も、今後のFlowerには必要だと思うので、グループとしても表現の幅を広げていけるように頑張ります。

小竹:あと、アルバムの中にポツンとあるような、変な曲を書きたいですね(笑)。普段はバラードナンバーを書かせていただくことが多いので、デモの中に変わった曲調のものがあると、つい書きたくなってしまうんです。そして、そういう曲のほうが書きあがるのは早かったりします。

――2015年もあとわずかということで、最後に来年の目標を聞かせてください。

鷲尾:今年はFlowerとして初の全国ツアーもできたので、来年は、もっと多くの方にパフォーマンスを観ていただけるようにしたいですね。「生のほうがいいよね」と言っていただける曲もたくさんあるので、Flowerの色というものをもっと明確にして、曲が持っている力をメンバーと共に最大限に伝えられるように努力します。

小竹:次のE-girlsのシングル『Merry X Merry Xmas★』の収録曲3曲を書かせてもらっていたり、他にもすでに何曲か来年リリースの新曲を作詞させてもらっていて…。以前のインタビューで「小説を書きます」と言ったのですが、忙殺されてまだ動けていないんです。それを書きたいです。来年もFlowerには、絶対に詞を書かせてもらいたくなるような成長をしてほしいし、良い意味で期待を裏切る活躍が見たいので、新体制にも期待して、見守っていたいです。

(取材・文=中村拓海)

Flower「瞳の奥の銀河(ミルキーウェイ)」MUSIC VIDEO

■配信情報
「瞳の奥の銀河(ミルキーウェイ)」全曲フル配信中
iTunes
レコチョク
mora
「瞳の奥の銀河(ミルキーウェイ)」c/w含めて全曲フル配信中
iTunes

■リリース情報
11thシングル『瞳の奥の銀河(ミルキーウェイ)』
発売日:2015年12月16日
価格:形態A(CD+DVD盤)4,850(税込)
   形態B~D(CD盤)1,800(税込)
   形態E 1coin盤(CD)500(税込)

・形態A
初回仕様限定盤:スリーブケース&写真集付き
ジャケット:瞳の奥の銀河ヴァージョン
<CD収録内容>
1. 瞳の奥の銀河
2. ラッキー7
3. Imagination
4. Virgin Snow~初心(はつごころ)~
<DVD内容>
「瞳の奥の銀河」MUSIC VIDEO
Flower LIVE TOUR 2015 “花時計”

・形態B
ジャケット:ラッキー7ヴァージョン
1. 瞳の奥の銀河
2. ラッキー7
3. Imagination
4. Virgin Snow~初心(はつごころ)~
5. 花時計(version 2016)
6. 瞳の奥の銀河(Instrumental)
7. ラッキー7(Instrumental)

・形態C
ジャケット:Imaginationヴァージョン
1. 瞳の奥の銀河
2. ラッキー7
3. Imagination
4. Virgin Snow~初心(はつごころ)~
5. 花時計(version 2016)
6. 瞳の奥の銀河(Instrumental)
7. Imagination(Instrumental)

・形態D
ジャケット:Virgin Snow~初心(はつごころ)~ヴァージョン
1. 瞳の奥の銀河
2. ラッキー7
3. Imagination
4. Virgin Snow
5. 花時計(version 2016)
6. 瞳の奥の銀河(Instrumental)
7. Virgin Snow~初心(はつごころ)~(Instrumental)

・形態E
ジャケット:瞳の奥の銀河ヴァージョン
1. 瞳の奥の銀河

■リリース記念イベント情報
「瞳の奥の銀河」発売決定記念イベント「Flower 花の集い ~2015冬~」
<開催予定>
12月18日(金)東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ(東京都)17:00スタート
12月19日(土)ラゾーナ川崎 ルーファ広場 グランドステージ(神奈川県)15:00スタート
12月20日(日)あべのキューズモール3F スカイコート(大阪府)15:00スタート
※イベント内容、詳細、最新情報は随時オフィシャルHPで発表

■タイアップ情報
「瞳の奥の銀河(ミルキーウェイ)」
TVアニメ『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』エンディングテーマ
放送開始:2015年10月3日(土)
放送枠:毎週(土)夕方5時30分~6時
読売テレビ・日本テレビ系全国29局 ネット
※一部地域を除く
スタッフ:シリーズディレクター:池田洋子
脚本:冨岡淳広、福嶋幸典、島田満、岸本みゆき、ますもとたくや
音楽:和田薫
オフィシャルHP:https://www.ytv.co.jp/kindaichi_r/
(C)天樹征丸・さとうふみや・講談社/読売テレビ・東映アニメーション

■映画主題歌情報
映画『植物図鑑』
主題歌:Flower「やさしさで溢れるように」
<作品概要>
有川浩×岩田剛典×高畑充希 最旬な原作と出演者が届ける究極のラブストーリー誕生!
公 開:2016年6月4日(土)全国公開
配 給:松竹株式会社
主 演:岩田剛典(EXILE / 三代目J Soul Brothers)、高畑充希
原 作:有川浩「植物図鑑」(幻冬舎文庫)
監 督:三木康一郎
脚 本:渡辺千穂
プロデューサー:石塚慶生、石田聡子
企画・プロデューサー:井上竜太
制作プロダクション:ホリプロ
オフィシャルHP:http://www.shokubutsu.jp
(C)2016「植物図鑑」製作委員会

■関連リンク
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