関ジャニ∞、バンド演奏で見せる真剣な表情 『Mステ』出演では普段の姿とのギャップに期待

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(C)タナカケンイチ

 関ジャニ∞が、12月2日にニューシングル『侍唄(さむらいソング)』をリリースした。

 表題曲は、メンバー錦戸亮が主演を務めるドラマ『さむらいセンセイ』(テレビ朝日系)の主題歌で、作詞・作曲を池田貴史(レキシ)が手がけた。「侍」というテーマこそドラマに沿っているものの、一途な思いを歌った王道バラードソングに仕上がっている。

 12月4日放送の『ミュージックステーション』へ出演する関ジャニ∞。今回の出演では「侍唄(さむらいソング)」を披露すると、番組公式サイトで告知されている。いつもお祭り騒ぎのパフォーマンスでお茶の間を楽しませてくれる彼らだが、今回のような楽曲では、どんな姿を見せてくれるのだろうか。ジャニーズの動向に詳しい芸能ライター・佐藤結衣氏に話を聞いた。

「他番組で同曲を披露した際にもバンドでの出演だったため、今回もバンド演奏のパフォーマンスが期待できます。自主レーベルINFINITY RECORDSを立ち上げてからは、演奏面の見せ場も以前より多くなってきたように感じます。彼らはアイドルでありながら、しっかりバンドとしての地位も確立してきているのではないでしょうか。一般的なバンドよりも見せ方を知っていて、一般的なアイドルよりも生演奏へのこだわりが強い。それが他のグループには真似できないところなのかなと。TOKIOもバンドジャニーズの歴史を引っ張ってきた方々ですが、硬派なバンドではあるので、そこにお笑い要素を取り入れられたことが、彼らの強みではありますね」

 もっとも、今回は久々のバラード。いつもの楽しい雰囲気とは一変、彼らの真剣な表情を見ることができる機会になるのでは、と佐藤氏は続ける。

「ミュージックビデオの世界観もシックな感じで作られていますし、今回はそのような雰囲気での登場になるのではないでしょうか。彼らの大人の男性としての魅力を感じられるパフォーマンスとなりそうです。今回の楽曲がそういった落ち着いた雰囲気になることが決まっていたので、11月に同番組へ出演した際は、メドレー楽曲披露で侍の格好をして、お祭り感のあるステージになったのかもしれません」

 グループが掲げたその時々のテーマに合わせ、見せ方を大きく変えることができる。そのギャップを楽しむことができるのも彼らの魅力のひとつである。

「関ジャニ∞は、武器が多いグループですね。コント的なところにふっても面白いし、今回の楽曲のように真剣な演奏姿を披露してかっこよくすることもできますし、ジャニーズの中でも見せる幅が広いグループなのでは。どちらの見せ方にしても、彼らはいつでも全力なので、振り幅が大きいほど見ている側の満足度も高いです。今回は、彼らの『やるときはやるぞ!』という部分をたっぷり見ることができそうです。また、自分たちで楽曲を作ることができることもあり、ただ歌わされているだけじゃない、ということがしっかり伝わってきます。いつもの熱量はそのままに、歌やバンド演奏にその熱さが反映されたバラードを堪能できるのではないでしょうか」

 今回の出演では、全力に“かっこいい”関ジャニ∞のアーティストとしての姿を見ることができそうだ。たまにはテレビの前で、じっくりと彼らの歌声や演奏に聞き入るのはいかがだろうか。

(文=竹上尋子)

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