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SCANDALがワールドツアーで得たものーーシングル『Sisters』で発揮された新たな“バンド力”とは?

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 2015年前半を初のワールドツアーに費やしたSCANDALが、7月発売の『Stamp!』に続くニューシングル『Sisters』を9月9日にリリースした。「SCANDALの今年一番の勝負作!歌って踊れるガールズアンセム!」とのキャッチコピーが印象的なこの曲は、メンバーのRINA(Dr,Vo)が作詞、MAMI(G,Vo)が作曲を手掛けたミディアムテンポのロックナンバー。HARUNA(Vo,G)がかき鳴らすアコースティックギターとの相性も抜群で、世界各国を旅してきた今の彼女たちだからこそ作れる、大きなノリを持つ1曲だ。

 SCANDALは2014年4月発売の18thシングル『Departure』で初めて、メンバーが作詞・作曲を手掛けた楽曲のみで構成されたシングルを発表した。その後も20thシングル『Image』(同年11月発売)でMAMI、TOMOMI(B,Vo)がそれぞれ作詞・作曲した楽曲を提供しており、その流れを汲みリリースとなった6thアルバム、『HELLO WORLD』(同年12月発売)ではメンバーの自作曲が数多く収録され、新たな表現の境地にたどり着いた。

 作曲能力はデビュー時から数々の作家たちやアレンジャーたちが手掛ける楽曲をプレイしてきたことで、自然と磨かれていったはずだ。純粋に「いい曲」にたくさん触れているわけだから、ある意味英才教育と言えるだろう。その結果、作家の書き下ろし曲に引けを取らない4人4様のオリジナル曲が続々生まれ、シングルの表題曲として発表する機会も増えているのだ。

 またバンドとしての技術、実力もデビュー時から格段に成長していることは、古くから観ているファンならおわかりいただけるだろう。シングル『DOLL』でメジャーデビューした2008年当時、彼女たちのパフォーマンスを観る機会があったが、しっかり演奏しているもののまだたどたどしい箇所があったのも事実。しかしそれから数年後の2012年春、SCANDALは当時結成最速で日本武道館で単独ライブを行った。この日観た彼女たちのプレイは、もはや誰にも文句を言わせないほどしっかりとした、説得力のあるものだった。そして、この4人でなければ出せないであろう独特なノリ、グルーヴ感をちゃんと感じられたのも収穫だった。

 そしてSCANDALは今年5月末までワールドツアー『HELLO WORLD TOUR 2015』を行い、9カ国10都市で2万人を動員。この本格的な海外ツアーで受けた刺激や経験は計り知れないものがあり、プレイヤー、そしてバンドの一員としての成長はもちろんのこと、作詞作曲のスキルやライブパフォーマンスにも多大な影響を与えた。その結果、多くの個性を着々と身に付け、SCANDALは唯一無二のガールズバンドへと成長し、シーンのトップへと君臨した。そりゃそうだろう、こんなにも親しみやすいメロディを持つロックナンバーをカッコよく、かつキュートに演奏するバンド、今でこそ増えてきているものの、2010年前後のメジャーシーンにはほとんどいなかったのだから。

     
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