ブクガ・篠崎こころが『ミリオンドール』イベントでトーク “オタの強弱”や“女オタオタ”に切り込む

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 また、和田輪は、作中で衣装も作れず新曲も貰えないアイドルに対し、オタクが次々とクレジットカードを手渡そうとするシーンを印象的だと挙げ、その理由について「だいたいどの現場にも、何してるかよくわからないけど金持ってる人いるなーと思って」と語ると、会場は爆笑に包まれた。続けて井上唯は、自身の地元である福岡県のご当地アイドルが題材に上がっていることをふまえ「藍さんは福岡出身なのでしょうか?」と質問。藍氏はこれを肯定し、イトリオのメンバーに元ヤンキーが1人いることについても「こういう設定はやってみたかった。福岡っていまだに暴走族とかいますからね」と地元ネタを放り込んだ。すると井上は「え、ほかのところって暴走族とかいないんですか…?」と驚愕の表情を浮かべ、さらには他メンバーから“元ヤン疑惑”を掛けられるに及んだ。

 イベント後半では、アイドル現場にいる女性オタクのオタクになるという“女オタオタ”へと話題が移ると、矢川が「『合コンするんやったら他でせえ』という気持ち」と露骨に怪訝な表情を浮かべると、コショージは首を傾げながら「私はタワーレコードで働いてる時代に、レジで男の人から『(サロンに着けているアイドルのバッヂを指差し)そのアイドル好きなの?』と聞かれて肯定したら、次から色んなグッズを持ってくるようになったんだけど、これも女オタオタなの?」と質問し、他のメンバーを困らせる一幕も。また、篠崎は「見たことあります、『遠征したいけどお金ないんだよねー』って他のオタクに愚痴って遠征費出してもらう人」と現場にいる“女オタオタをコントロールする女オタ”の存在を明かし、一番厄介なのはその領域にいる人物であることを示唆した。

 トークの最後には、篠崎が「みんな強いオタばかりだから、私みたいな弱いオタも描いてほしい」と懇願すると、藍氏は「もちろん。いつかは全部のオタを描いてみたいと思っています。これはガチャをコンプしたい欲望と同じですね」と独自の理論を展開し、無事にコーナーは終了した。

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 イベント最後のライブコーナーでは、Maison book girlがライブを実施。有線マイクで行っていたため、途中には絡まった線をほぐすコーナーなどが用意されたが、ここで和田が「いつか無線でライブやれたらいいね」と語り、ファンから「やろうよ! 買おうよ!」という声が口々に上がったのを見て「マンガみたい」と発言し、イベントが終了した。

 今後も定期的にアイドルや音楽、本と関連したイベントを企画していく『ブクドル・ユニオン』。次回は9月以降にショートカット推進委員会の写真集『0410』を題材にした公演が実施される予定だ。

■サイト情報
ミリオンドール - GANMA!(ガンマ)
http://ganma.jp/mdoll

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