ジャニーズファンを魅了する『ワチャワチャ感』とは? V6、嵐、Sexy Zoneの3グループから紐解く

Sexy Zone「個性のかぶりがなく、トークでの役割分担が生み出すワチャワチャ感」

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(C)タナカケンイチ

 メンバー編成で何かと話題になっているSexy Zone。中心メンバーとなった佐藤勝利・中島健人・菊池風磨の3人はテレビに出る機会も多く、各キャラクターを存分に発揮している。しかし、彼らのワチャワチャ感はマリウス葉・松島聡が加わった5人になって初めて最大値を叩きだすと考える。彼らのトークを見てみると、マリウスの自由なコメントと松島の天然っぷりに対して菊池と中島が乗っかり、佐藤がツッコミを入れる、という大まかな役割分担ができているように思う。

 特に、Sexy Zoneのワチャワチャ感の真骨頂が見られる機会といえば『Sexy Zone CHANNEL』(フジテレビ有料チャンネル)だ。本人たちは素のままで撮影に望んでいるのかもしれないが、見事に5人の個性がかぶることなく、しっかりと役割分担のなされたワチャワチャ感が繰り広げられている。この番組をとおして、彼ら自身がメンバー間のやりとりを楽しんでいる様子が、しっかりファンにも伝わったのではないだろうか。現在、『Sexy Zone CHANNEL』の放送はストップしている状態だが、その再開を心待ちにしているファンが非常に多いことからも、5人で繰り広げるワチャワチャ感の人気度が分かる。

 最年長の中島が21歳と、まだまだ伸びしろがあるSexy Zone。これからさらに成長し、より楽しいワチャワチャ感を見せてくれるのではないか、と期待が膨らむグループである。

 個性あふれるメンバーが集まるジャニーズグループだけに、一口に『ワチャワチャ感』と言っても様々なパターンがある。こういった視点で比較してみると、また新しい彼らの魅力が見えてくるかもしれない。

(文=高橋梓)

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