嵐・二宮和也&松本潤の“同い年コンビ”に漂う信頼感 ふたりのワチャワチャはなぜ魅力的?

 おたがいに異なるスタイルではあるが、演技に重きをおいた活動を展開しているふたり。良き友人でありながら、ライバルとしても意識し合う関係でも不思議ではない。実際、ほかのメンバーに対しては甘えるそぶりやドSないじりをするふたりだが、おたがいに対してはどこか敬意を払っているように見える。今回、『VS嵐』で二宮が松本の髪型を真似た際も、いつもは相手をからかうような姿勢も見せる二宮だが、松本に対してはそういう雰囲気はなかった。

 ただし、ふたりの関係がよそよそしいというわけではない。松本の普段の行動を見れば、二宮に対し絶大な信頼を寄せているのは明らかだし、二宮もまた、コンサートなどでピンチに陥ったとき、松本に助けられてきている。いわばふたりの間には、数々の困難をともに乗り越えてきた戦友同士の、カラリとした男の友情が感じられるのだ。

 だからこそ、ふたりの「ワチャワチャ」には独特の魅力があるし、ファンの心を掴むのではないだろうか。

(文=松下博夫)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる