嵐・櫻井翔 × 松本潤のコンビはなぜ“信頼感”を生むのか? ふたりの関係性から考える

 嵐の櫻井翔と松本潤が出演するJAL国内線「スマートスタイル」新CMが6月20日より放送され、話題を呼んでいる。同CMでふたりは、グレーのスーツをスタイリッシュに着こなしたビジネスマンに扮し、国内線「JALスマートスタイル」のサービスを颯爽と利用する様子を演じた。撮影後、松本は「できるビジネスマンって、櫻井君の普段のまんまだよね」と語り、櫻井も「いやいや松本さんでしょ」と、それぞれの演技を褒め合っていたという。

 30代となり、大人の魅力が漂い始めた嵐メンバーの中でも、特にふたりはスーツ姿が似合っている。慶應ボーイでキャスターも務める櫻井と、ドラマ『花より男子』で脚光を浴び、“王子様キャラ”として今なお圧倒的な女性人気を誇る松本によるコンビは、嵐というグループに洗練されたイメージをもたらしているといえよう。

 自らを“嵐ヲタ”として、独自視点で嵐の魅力を捉えるライター・青井サンマ氏は、著書『嵐ヲタ絶好調超!!!!』において、櫻井と松本による“翔潤コンビ”を「並ぶと突如ハイクラス感が漂うふたり」と称しながらも、一方で「他コンビに比べて密着度が低いような……?」と、その関係性に着目している。嵐における“影のリーダー”とも称され、メディア出演の際はメンバーを代表して発言することも多い櫻井に対し、松本はコンサート演出を自ら手がけるなど、プロデューサー的な一面を持つことで知られているが、それぞれにリーダーシップを持つふたりだからこそ、そこには一定の緊張感があるのかもしれない。

 もちろん、ふたりの仲が悪いというわけではない。同書では松本がある時期から“イジられキャラ”から“俺様キャラ”へと変貌した後も「ぎこちないながらもお互いを特別に意識するという、恋愛にも似ているような関係が続いているようです」と、ふたりの間に好意が見え隠れすることを指摘している。実際、櫻井は過去に「嵐について別なベクトルから意見を言い合える」と、松本に信頼を寄せる発言をしているそうだ。

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