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Shiggy Jr.今週リリースのデビュー曲が全国45局パワープレイ いきなり大評判を勝ち取った背景とは?

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 Shiggy Jr.が、6月24日にメジャーデビューシングル『サマータイムラブ』をリリースした。同シングルは、若手バンドのなかでもとくに注目株である彼らがメジャーシーンに打って出る第一歩ということもあり、各方面で大きな盛り上がりをみせている。

 それがはっきり示されたのが、彼らの名前をデビュー前から一躍有名にしたラジオでの評価だろう。これまでボーカルの池田智子は『オールナイトニッポンZERO』(ニッポン放送)でパーソナリティを務めており、ファンからその軽快なトークと誠実さが好評だったことや、楽曲のドライブに合うBPM感がラジオと相性抜群なこともあってなのか、表題曲はデビュー作としては異例の全国45局でパワープレイを獲得。また、ハウステンボス「水と冒険の王国」CMソングや、テレビ朝日系「musicるTV」6月度オープニングテーマなどの大型タイアップも続々と決定している。

 こうしたデータを踏まえつつ、彼らがなぜここまでリスナーや業界関係者の期待を集めるのか、ということにも触れておきたい。楽曲に関しては、リアーナと山下達郎を同軸で参照するポップセンスを持ち、それを洗練されたアレンジで作品化するバンドのコンポーザー・原田茂幸(ギター)の作家性が大きく作用している。表題曲では、ストリングスなども導入し、バンド最大のトラック数になったであろう豪華なアレンジが施されているが、ベーシックの部分では森夏彦(ベース)、諸石和馬(ドラム)と絡みながらリズムを構成する、原田のバッキングギターが核を担っている。また、「サマータイムラブ」というキャッチーなテーマにおいて、「ひと夏の~」というありがちな内容ではなく、制度としての「サマータイム」を主題とし、女性目線から湿り気ゼロの爽やかな片想いを歌詞で描くという、音楽作家としての適性も感じさせてくれる。

 そして表題曲と天候も雰囲気も対になる2曲目「keep on raining」では、森と諸石の手練2人が活躍を見せている。これまでもShiggy Jr.のレパートリーには「サンキュー」や「baby I love you」のような楽曲はあったが、音源でここまではっきり低音域が立っているのは初めてで、それと呼応するように、池田の歌声も凛々しく変化。バンドの違った側面を効果的に演出している。また、エンジニアに関根青磁、アレンジャーに釣俊輔を迎えるなど、気鋭のクリエイターとの相性が抜群なことも、ポップバンドとしての可能性を感じさせる。

     
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